サステナビリティ
環境を守る取り組み
環境教育とコミュニケーション
日本ガイシは環境基本方針で、従業員の環境意識向上のための教育・広報活動を行動指針に掲げ、さまざまな環境教育・啓発活動を継続的に実施しています。従業員一人ひとりが環境問題に対する理解を深め、自覚を持って環境保全活動に当たることを目指します。また、小学校への出前授業など、さまざまなステークホルダーを対象に環境イベントや情報発信などを実施し、環境意識の向上に取り組んでいます。
地域社会への貢献
小学校や児童館での出前授業を実施

環境パートナーシップ・CLUB(EPOC)※主催の次世代教育事業に参画し、出前授業を毎年実施しています。「水資源と水利用」と題した講座を行い、土が水を浄化する実験を児童が体験しました。
これまでに出前授業をはじめとする社外で実施する環境教育の参加者は、延べ約2,300人となります。
環境パートナーシップ・CLUB(EPOC):2000年に中部地域の産業界が中心となり設立された任意団体。環境に関する情報発信を行い、「循環型経済社会」の構築を目指すことを目的として活動。日本ガイシは設立当初から企画運営に参画。会員数は約270社(者)。
企業に向けた情報発信

環境パートナーシップ・CLUB(EPOC)で日本ガイシが幹事を務める分科会では、企業の環境経営に関するテーマ(低炭素・資源循環・生物多様性・水資源・環境関連法令など)のセミナーや視察を年間数回開催し、会員に向けて情報発信しています。
環境意識の向上
社内での環境教育
日本ガイシの環境基本方針の趣旨や内容を理解するため、環境マネジメントシステムに関する教育を階層別に実施しています。また、環境管理に関わる担当者を対象とした環境専門教育および従業員全員を対象とする環境特別教育も実施しています。
- 2019年度の環境専門教育
- ① 「環境法関連設備の届出と対応について」
9月に述べ4回実施、計189名参加。
- ② 「フロン類使用機器の管理について」
3月に4回講習会を予定したが新型コロナウイルス感染症防止のため資料回覧のみ実施。
- ① 「環境法関連設備の届出と対応について」
資格取得の推進
法規制などを遵守した環境保全活動を継続的に行うため、各事業所の運営に必要な公害防止に関わる管理者を対象として、法定資格者の育成と能力向上に努めており、環境関連の法的資格の取得に当たっては部門ごとにサポートを行っています。
エネルギー管理士は工務部門で、特別管理産業廃棄物管理責任者などの廃棄物関係は環境部門と各事業部門で計画的に育成しています。
<2019年度末時点での資格取得状況(日本ガイシ)>
公害防止管理者 | エネルギー管理士 | 特別管理産業廃棄物管理責任者 | 廃棄物処理施設技術管理者 | ||
---|---|---|---|---|---|
大気 | 水質 | 騒音・振動 | |||
81人 | 99人 | 19人 | 19人 | 17人 | 3人 |
eco検定の取得支援
日本ガイシでは、従業員一人ひとりが、環境に関する幅広い知識と、高い環境意識を身につけることを目的として、従業員のeco検定※受験を支援しています。
希望者には参考書などの貸し出しや、受験費用の補助を行い、これまでに、日本ガイシの全従業員の20%以上に当たる845人が合格しました。
※eco検定:東京商工会議所が開催する環境社会検定試験。環境問題に関する幅広い知識を問われる。
<eco検定合格者数>
年 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 |
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合格者数 | 94人 | 120人 | 125人 | 90人 | 37人 |
NGKエコポイント制度
日本ガイシでは、従業員が会社や家庭で実施した環境行動をポイント化して、その一部を金額に換算し、各地区の自治体(環境基金)などに寄付し、地域の環境に貢献する取り組みに活用していただくエコポイント制度を実施しています。
2016年度からは、日本ガイシの名古屋・知多・小牧の3事業所と石川工場に加え、東京本部、大阪支社および各営業所にも展開しています。

NGKエコポイント成果を寄付
日本ガイシは、従業員が前年度に取り組んだ環境活動をポイントに換算する「NGKエコポイント」を、名古屋・知多・小牧の3事業所と石川工場の地区ごとに集計。各地区の上位者の表彰を行っています。このNGKエコポイントはエコグッズまたは地元自治体への寄付のどちらかを従業員が選ぶことができる仕組みで、年々寄付を選択する従業員が増え、社会への貢献意識の向上につながっています。