サステナビリティ
社会貢献活動
NGKグループは、ここに「NGKグループ社会貢献活動方針」を定め、持続可能な社会の実現に向けてさまざまな活動に積極的に取り組みます。
基本的な考え方
世界のさまざまな地域における事業活動を通じて、社会課題の解決に貢献します。
これに加え、社会の一員として地域に信頼される企業市民であることを目指して、さまざまなパートナーと連携・協働を図り、各地のニーズに応じた社会貢献活動に取り組みます。
NGKグループの社会貢献活動は、ESG統括委員会の下、総務部が中心となって推進しています。各地で実施した社会貢献活動に関する情報は、国内外のグループ会社から収集しています。2023年度は、59件の活動報告がありました。
社会貢献支出額
社会貢献プログラム数
NPO/NGOとの協働件数
社会貢献活動の内訳

日本ガイシの社会貢献活動
留学生への奨学、生活支援【人・教育、地域とのかかわり】
日本ガイシは、国際社会の発展に貢献する人材育成への寄与を目的に、1998年に一般財団法人日本ガイシ留学生基金を設け、日本を訪れる海外からの留学生に対する宿舎提供や奨学金支給を柱とする支援活動を続けています。
この活動は、1930年代から日本ガイシが世界へ進出した際、海外へ赴任した従業員やその家族が現地で温かい支援を受けたことへの感謝の気持ちから始まったもので、日本で学ぶ留学生たちにも「日本へ来て良かった、日本を好きになった」と思ってもらえるよう努めています。
当財団は、2022年4月1日より、愛知県公益認定等審議会における審議にて、公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律(平成18年法律第49号)第4条に規定する公益認定の基準に適合すると認められ、公益財団法人となりました。 2023年度は5カ国33人に宿舎を提供、11カ国22人に奨学金(給付型)を支給しました。


支援留学生と地域住民、従業員との交流
支援留学生と地域住民、従業員との国際交流活動として、留学生が母国語や文化を紹介する交流会を2000年から開催しています。2023年度は、宿舎と一色コスモス二重堀教室(愛知県小牧市にある日本ガイシ社員寮を活用した在住外国人児童向けの日本語教室)で計7回の交流会を開催し、宿舎近隣住民と一色コスモス二重堀教室の先生・児童など約30人が参加しました。宿舎では中国語講座を6回開催し、一色コスモス二重堀教室ではインドネシアの文化を紹介しました。2023年度までの交流会参加者数は、累計1,083人となりました。
支援終了後のコミュニケーション
2023年度に支援が終了した留学生に、「NGKインターナショナルフレンドシップクラブ」のメンバーズカードを配布しました。また、支援終了後も支援留学生との関係性を継続するため、OB・OGを含む約300人の留学生に、近況報告を兼ねた年賀状を送付しました。
在住外国人児童向けの日本語学習支援【人・教育、地域とのかかわり】
日本ガイシは、2022年度から愛知県小牧市を活動拠点とする任意団体「一色コスモスサポート学習の会」と連携し、同市に住む外国人児童の日本語学習支援を開始しました。加えて、2023年度から、愛知県経営者協会、中部経済連合会などが主催する地域の日本語教室(6団体)への講師アシスタント派遣もスタートしました。一部の教室に関しては、当社社員寮や施設内の一室を日本語教室の開催場所として提供し、従業員が海外赴任経験や知識・スキルを活かし、子どもたちの教科学習に必要な言語能力向上をサポートしています。
■2023年度実績
教室 | 場所 | 活動時間 | 児童数 | 弊社登録 アシスタント数 |
実施回数 | |
---|---|---|---|---|---|---|
一色コスモス二重堀教室 | 弊社 小牧寮 | 毎週水曜日・金曜日 17:00-19:30 | 18人 | 24人 | 90回 | |
地域の日本語教室 | MIRAIプロジェクト | 弊社 知多厚生会館 | 毎週木曜日 16:00-18:00 | 9人 | 8人 | 18回 |
あいうえOguchi 港日本語教室 長久手こども日本語学校 こどもにほんごひろば(東浦) |
各教室による | 各教室による | 各教室による | 5人 | - |


車いすテニス支援【地域とのかかわり】
日本ガイシは、障がい者支援や地域のスポーツ振興を目的として、車いすテニスを支援しています。
愛知県を拠点に活動する車いすテニス選手の国内外への遠征費を支援するなど、有力選手の活躍を後押ししています。2020~2022年には、車いすテニスの競技者や愛好家が利用できるよう、グループ会社が運営する諸の木テニス倶楽部(名古屋市緑区)にハードコートやクレーコートを整備し、クラブハウスや屋外トイレをバリアフリー仕様に改修しました。また、日本ガイシは日本車いすテニス協会(JWTA)とオフィシャルパートナー契約を締結しており、イベントや競技大会などへの協賛を通じて、車いすテニス競技の発展を応援しています。2023年度は、車いすテニス選手激励イベント、名古屋市総合リハビリテーション事業団主催の車いすテニス体験会への協力、ニューミックス交流会、支援選手のトークイベントを開催しました。


森林づくり活動「日本ガイシ みんなの森みずなみ」【環境、地域とのかかわり】
日本ガイシは、岐阜県瑞浪市日吉町の社有林(面積17ha)において、東濃西部養蜂・林業連携推進円卓会議が進める森林づくり活動を実施しています。森林づくり活動を通じて、豊かな自然環境を創出し、東濃地域の地場産業の一つである養蜂を振興するとともに、自然環境について学ぶ住民との交流機会を充実させ、地域の発展に寄与することを目的とし森林づくりを行っています。
2023年度は、いきもの調査(植物、動物)と生物多様性保全、健全で豊かな森林資源の造成のため、危険木の伐採や幹線路の整備を行いました。
また、地域産業の振興として養蜂事業と連携するほか、自然環境とのふれあいによる環境意識の向上を目指し、森林ワークショップ、日本ガイシ従業員の森林清掃などへのボランティア参加など、岐阜県の「企業との協働による森林づくり」と連携して活動を実施しました。
2024年3月には「日本ガイシ みんなの森みずなみ」のうち、湧水湿地や地域由来の広葉樹林を含む区域約5.6haが、環境省の「自然共生サイト」に認定されました。



NGKグループの社会貢献活動の詳細は、NGKグループの社会貢献活動 をご覧ください。