サステナビリティ

環境教育とコミュニケーション

地域社会への貢献

日本ガイシはNGKグループ環境方針で、従業員の環境意識向上のための教育や広報活動を重点取り組み事項に掲げ、さまざまな環境教育や啓発活動を継続的に実施しています。従業員一人ひとりが環境問題に対する理解を深め、自覚を持って環境保全活動に当たることを目指します。また、高校や大学での講義など、さまざまなステークホルダーを対象に環境イベントや情報発信などを実施し、環境意識の向上に取り組んでいます。

近隣高校での出前授業を実施

環境汚染、貧困、戦争などの、地球規模の課題について学びの場を提供するNPO法人「愛・知・みらいフォーラム」からの要請を受けて、日本ガイシ社員が講師として愛知県内の学校で定期的に出前授業を行っています。授業では、企業とSDGs(持続可能な開発目標)の取り組みなどを紹介し、生徒たちに自身と環境を結び付けて考える機会を提供しました。

近隣高校での出前授業の写真です。

大学での講義を実施

BERC(一般社団法人経営倫理実践研究センター)は、幅広い経営倫理の研究と普及を支援する法人であり、その活動の一環として日本ガイシの社員が講師となり、2023年に一般社団法人経営倫理実践研究センター寄附講座として大学で講義を行いました。この講義では、日本ガイシの理念や企業戦略、カーボンニュートラルへの取り組みなどを学生に紹介しました。

大学での講義の写真です。日本ガイシの理念、企業戦略、カーボンニュートラルへの取り組みなどを紹介しました。

企業に向けた情報発信

環境パートナーシップ・CLUB(EPOC)で日本ガイシがリーダーを務める分科会では、企業の環境経営に関するテーマ(低炭素・資源循環・生物多様性・水資源・環境関連法令など)のセミナーや視察を年間数回開催し、会員に向けて情報発信しています。2023年度は3件のセミナー、1件の勉強会を行いました。

環境パートナーシップ・CLUB(EPOC):2000年に中部地域の産業界が中心となり設立された任意団体。環境に関する情報発信を行い、「循環型経済社会」の構築を目指すことを目的として活動。日本ガイシは設立当初から企画運営に参画。会員数は253社(者)。(2024年5月10日現在) 

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従業員への環境教育・スキルアップ

環境専門教育

2021年度はコンプライアンス強化のため、オンデマンド方式で使用できる教材を作成しました。大気汚染防止法、水質汚濁防止法など5教材を作成し、2022年10月に開始して以来、これまでに延べ約6,200人が受講しました。
このコンテンツは国内グループ会社にも展開し、約2,000人が受講しました。

環境特別教育

例年、社外の専門家を招き、カーボンニュートラル、資源循環、自然共生についての課題は企業の取り組み事例などを従業員に紹介しています。

資格取得の推進

法規制などを遵守した環境保全活動を継続的に行うため、各事業所の運営に必要な公害防止に関わる管理者を対象として、法定資格者の育成と能力向上に努めており、環境関連の法的資格の取得にあたっては部門ごとにサポートを行っています。
エネルギー管理士は工務部門で、特別管理産業廃棄物管理責任者などの廃棄物関係は環境部門と各事業部門で計画的に育成しています。

2024年3月末時点での資格取得状況(日本ガイシ)

公害防止管理者 エネルギー管理士 特別管理産業廃棄物管理責任者 廃棄物処理施設技術管理者
大気 水質 騒音・振動
111人 126人 35人 41人 28人 14人

eco検定の取得支援

日本ガイシは、従業員一人ひとりが、環境に関する幅広い知識と、高い環境意識を身につけることを目的として、従業員のeco検定受験を支援しています。
希望者には参考書などの貸し出しや、受験費用の補助を行い、これまでに、日本ガイシの全従業員の約20%に当たる898人が合格しました。

eco検定:東京商工会議所が開催する環境社会検定試験。環境問題に関する幅広い知識を問われる。

eco検定合格者数

環境データ集

NGKエコポイント制度

日本ガイシは、従業員が会社や家庭で実施した環境行動をポイント化して、その一部を金額に換算し、各地区の自治体(環境基金)などに寄付して、地域の環境に貢献する取り組みに活用いただくエコポイント制度を実施しています。
2016年度からは、日本ガイシの名古屋・知多・小牧の3事業所と石川工場に加え、東京本部、大阪支社および各営業所にも展開しています。

NGKエコポイントの成果を寄付

日本ガイシは、従業員が前年度に取り組んだ環境活動をポイントに換算する「NGKエコポイント」を、名古屋・知多・小牧の3事業所と石川工場、NGKセラミックデバイス石川工場の地区ごとに集計。各地区の上位者の表彰を行っています。このNGKエコポイントはエコグッズまたは地元自治体への寄付のどちらかを従業員が選ぶことができる仕組みで、年々寄付を選択する従業員が増え、社会への貢献意識の向上につながっています。

愛知県半田市長と日本ガイシ従業員の写真です。
愛知県半田市長と日本ガイシの従業員

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