サステナビリティ

腐敗防止

基本的な考え方

NGKグループは、国連グローバル・コンパクト(UNGC)に賛同し、UNGCが定める「企業は、強要や贈収賄を含むあらゆる形態の腐敗の防止に取り組むべきである」という原則を遵守します。
NGKグループは、「NGKグループ企業行動指針」において「コンプライアンスを徹底し、倫理に基づき良識を持って事業活動を行います」と定めており、公正で透明な取引を行います。

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腐敗防止体制

腐敗リスクの評価と対応

NGKグループは腐敗を含む重大なコンプライアンスリスクについて、経営レベルの視点から、重要と考えるリスクを事業環境、戦略、内部要因に分類し、継続的な見直しを実施することでリスクマネジメントを行っています。アンケートの実施や内部統制プロセスにおける特別リスクの評価などを通じてリスク分析を行うなど、コンプライアンス委員会をはじめとする各委員会や各担当部門が中心となって事業ごとにリスクの回避・予防に努めています。
日本ガイシでは2015年度に、贈賄防止に関する法令の遵守と業務遂行に当たって守るべき倫理規準を定めた「外国公務員贈賄防止規程」を制定し、直接またはビジネスパートナーのうち会社の代理人や代理店などの第三者を通じた間接的な贈賄行為(接待、金銭・物品の贈答)を禁止しています。また、本規程では業務手続きの円滑化を目的とした公務員への支払い(ファシリテーションペイメント)も原則禁止し、将来のリスク評価項目を定めています。さらに、新規に代理人や代理店などを活用するにあたっては、デューディリジェンスとして当社が定める不審兆候リストへの該当の有無を確認した上で、腐敗防止を含む関連法令を理解・遵守する条項を含む契約を締結しています。加えて、「外国公務員贈賄防止規程」 に基づき年間2回、既存および新規の代理人や代理店などとの取引状況をチェックし、贈賄のリスクアセスメントを実施しています。グループコンプライアンス部は、NGKグループが事業活動を行う市場・業界における関係法令のコンプライアンス上の問題の動向について情報収集する担当者を指名することができ、指名を受けた者はその任務として業務において新たに判明する問題の把握や、業界動向に関する情報収集等を行います。指名を受けた者は、特記すべき動向を把握した場合はグループコンプライアンス部長に報告し、当該報告について必要と判断した場合は、経営倫理委員会と協議の上、その対応を決定します。関連法令もしくは「外国公務員贈賄防止規程」に違反またはそのおそれのある行為の報告を受けた場合は、社外の専門家(弁護士等)の助言の下で事実関係の調査と検討を行い、当該報告に対する適切な対応を決定します。なお、2017年度から業務監査部が外国送金、接待の実績を確認しています。
また、お取引先さまに対しては、「NGKグループCSR調達ガイドライン」を配布し、同ガイドラインに記載の「腐敗防止」項目に基づき、不当な利益、優遇措置の取得、維持を目的に、あらゆる利害関係者への違法な贈与、支払い、対価、金銭的または金銭以外の利益供与などの贈賄は行わないことのご理解と賛同をお願いしています。

NGKグループ CSR調達ガイドライン(PDF形式:264KB)

贈収賄防止教育の実施

日本ガイシの階層別教育において社内講師による教育を実施しているほか、2019年度から営業部門においては、社外から弁護士を招いて対話形式での講義と、ケーススタディのグループディスカッションを取り入れた研修を開催しています。また、全てのグループ会社で弁護士によるセミナー等による教育を実施しています。

腐敗と贈収賄の事例

2022年度は、NGKグループにおいて腐敗・贈収賄の事例は確認されていません。

腐敗・贈収賄事例

ガバナンスデータ集

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責任ある政治的関与

政党や政治資金団体への寄付

NGKグループは、政治・行政とは透明度の高い健全かつ正常な関係を維持することに努め、政治献金・寄付等は、各国の法令に従って実施し、社会から疑念や不信感を招く行動はしません。
政治寄付を行う場合は、社内規程に基づいて手続きするとともに、政治資金規正法、公職選挙法、その他関連する法令の遵守を徹底しています。

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