サステナビリティ
腐敗防止
基本的な考え方
NGKグループは、NGKグループ企業行動指針で持続可能な社会の実現に取り組み、人権を尊重し、公正かつ透明で誠実な事業活動を行うこと、NGKグループ行動規範で腐敗行為の包括的防止に努めることを宣言しています。腐敗行為は、持続可能な社会の実現を阻害し、人権侵害をもたらすという点で、NGKグループ企業行動指針、行動規範に反し、容認することはできません。
適用法令を遵守し、直接・間接に腐敗行為に関与することを禁止するとともに、すべての事業活動において腐敗防止に努め、ステークホルダーからの信頼に応え、持続可能な社会の実現を達成するために、「NGKグループ腐敗防止方針」を定めています。
腐敗事例
2023年度は、NGKグループにおいて腐敗事例は確認されていません。
腐敗事例
贈収賄/利益相反/マネー・ローンダリング/インサイダー取引
NGKグループでは、役員・従業員が贈収賄、横領、利益相反、マネー・ローンダリング、インサイダー取引、司法妨害等の、個人や組織の利得のために自己または第三者の職務上の権限や地位の濫用等の腐敗行為を行うこと、および腐敗行為に加担することを禁止しています。
贈収賄
NGKグループは、不正な利益を得る目的で他者に金銭、贈答、接待等の供与(贈賄)を行う贈収賄を禁止しています。その防止のために、事業活動を行う各国および地域において公務員や政府関係者を含むステークホルダーと 健全な関係を保ち、他者からのこれらの利益提供(収賄)は受けません。贈答や接待は、業務上の正当な理由がある場合に限り社会通念上妥当な範囲内で行い、常習的な贈答、接待は行いません。また、現金、備品、ソフトウェア、車両等、会社の資産を正当な業務目的のみに使用するとともに適切に管理し、自己または第三者のためには利用しません。
利益相反
NGKグループは、個人的な利害関係がある相手を取引先として選定したり、会社の事業と競合する事業を行うこと等、会社の利益を犠牲にして個人的な利益を得たり、親族や友人等第三者に利益を供与する利益相反を禁止しています。当社の利益相反に関する考え方については、下記リンクを参照ください。
マネー・ローンダリング
NGKグループは、役員・従業員が脱税、粉飾決算等、違法な行為によって得られた資金を隠蔽したり偽装する「マネー・ローンダリング」を禁止しています。
インサイダー取引
NGKグループは、役員・従業員が会社や取引先等の未公表の重要な情報を用いて株式等の有価証券の売買を行う「インサイダー取引」を禁止しています。取り組みの一つとして、NGKグループに毎年インサイダー取引規制の最新動向等についての教育動画を配信しています。
腐敗防止の取り組み
日本ガイシでは2015年度に、贈賄防止に関する法令の遵守と業務遂行に当たって守るべき倫理規準を定めた「外国公務員贈賄防止規程」を制定し、直接または会社の代理人等のビジネスパートナーをはじめとする第三者を通じた間接的な贈賄行為全般(接待、金銭・物品の贈答)を禁止するとともに、贈賄リスク低減のために日本ガイシが取るべき対応を定めています。 その一環として、新規に代理人等を活用するにあたっては、デューディリジェンスとして当社が定める不審兆候リストへの該当の有無を確認した上で、腐敗防止を含む関連法令を理解・遵守する条項を含む契約を締結しているほか、年間2回、既存および新規の代理人等との取引状況をチェックし、贈賄のリスクアセスメントを実施しています。加えて、2017年度からは業務監査部が外国送金、接待の実績を確認しています。
また、日本ガイシでは、贈賄防止法令や「外国公務員贈賄防止規程」への違反またはそのおそれのある行為について、ホットライン等を通じて報告を受け付けています。報告を受けた場合には、社外の専門家(弁護士等)の助言の下で事実関係の調査と検討を行い、当該報告に対する適切な対応を決定します。また、調査・検討の過程では、社外取締役を中心に構成される経営倫理委員会が関与することで、適切な対応と独立性が担保されています。
さらに、日本ガイシでは、社内講師が具体的な腐敗行為について説明を行う階層別教育に加えて、国内グループ全社員を対象としたコンプライアンス意識調査によって、職場における違反行為やその兆候の有無を隔年毎に確認しています。
責任ある政治的関与
政党や政治資金団体への寄付
NGKグループは、政治・行政とは透明度の高い健全かつ正常な関係を維持することに努め、政治献金・寄付等は、各国の法令に従って実施し、社会から疑念や不信感を招く行動はしません。
政治寄付を行う場合は、社内規程に基づいて手続きするとともに、政治資金規正法、公職選挙法、その他関連する法令の遵守を徹底しています。
2023年度の政治献金支出はありませんでした。