EnerCera(エナセラ)チップ型セラミックス二次電池
EnerCeraチップ型セラミックス二次電池
世界のIoT化を支える
高耐熱・大容量の
薄型二次電池
日本ガイシの「EnerCera(エナセラ)」は、高耐熱・大容量の薄型リチウムイオン二次電池です。
IoTデバイスに搭載するセンサーや無線通信機能を動かす電源にも対応。
あらゆるモノがインターネットにつながるIoT時代を、EnerCeraは電源供給で支えます。
未来はこう変わる⁉かもしれない
次世代スマートカード
たとえば高耐熱・超薄型のEnerCeraなら、カード製造時の高温にも耐え、カードに搭載しやすくなります。「ディスプレー」「指紋認証」「スマホとの通信」など、多機能な次世代スマートカード。EnerCeraのおかげで、そんな未来がやってくるかも!?
産業と技術革新の
基盤をつくろう
強靭なインフラを整備し、
包摂的で持続可能な産業化を推進するとともに、
技術革新の拡大を図る
ターゲット 9.1
質が高く信頼できる持続可能かつレジリエントな地域・越境インフラなどのインフラを開発し、すべての人々の安価なアクセスに重点を置いた経済発展と人間の福祉を支援する。
400億個以上の世界のIoTデバイス。電源の確保が課題。
今後、先進国だけでなく発展途上国でも、暮らしを支える重要なインフラとなるだろうIoT。2020年で約400億個以上、そして今後もさらに増えていくことが予想されます。IoTデバイスへの電源供給を通じて、日本ガイシは世界の経済発展の基盤を支えます。
世界のIoTデバイス数の推移
※IHS Technologyの定義では、IoTデバイスとは、固有のIPアドレスを持ちインターネットに接続が可能な機器およびセンサーネットワークの末端として使われる端末などを指す。
SDGs達成に向けた貢献製品
がいし送電用がいし
がいし送電用がいし
社名の由来ともなった
「がいし」が
世界の電力供給を支えます
「がいし」は、送電線を支え、鉄塔や機器との間を確実に絶縁する重要な役割を担っています。1919年の創立以来、日本ガイシが培ってきた揺るぎない品質と技術力が、100ヵ国以上の安全で確実な電力供給を支えています。
NGKの製品が未来を助ける!!?
世界最高100万ボルト級送電に対応
日本ガイシの社名の由来でもある、送電にかかすことのできない「がいし」。世界のエネルギー効率を高めるために不可欠な超高圧な電流にも対応。確かな技術力で電力を世界中に届けます。
エネルギーをみんなに
そしてクリーンに
すべての人々に手ごろで信頼でき、持続可能かつ近代的なエネルギーへのアクセスを確保する
ターゲット 7.3
2030年までに、世界全体のエネルギー効率の改善率を倍増させる。
世界で拡大するエネルギー消費。効率よく使うためには?
世界の最終エネルギー消費は1971年から2014年までの期間で約2.2倍。今後も人口増加や発展途上国の都市化に伴い、大幅なエネルギー消費量の増加が見込まれます。そのような状況下、限りある資源で需要を満たすために必要なのが「エネルギー効率」。日本ガイシは、発電所で作った電力を効率よく送るための超高圧送電に対応したがいしを供給し、エネルギー効率の改善に貢献します。
世界のエネルギー消費量の推移
SDGs達成に向けた貢献製品
NAS電池世界初の大容量蓄電システム
NAS電池世界初の大容量蓄電システム
再生可能エネルギーの
安定供給を実現する
電力貯蔵システム
日本ガイシが世界初の実用化に成功した電力貯蔵システムNAS電池は、コンパクトサイズで、長寿命かつ大容量。
太陽光や風力による発電は変動が大きく不安定。再生可能エネルギーを蓄電し、安定化することで、世界はもっとクリーンに。
NGKの製品が未来を助ける!!?
再生可能エネルギー普及の救世主?
再生可能エネルギーは、天候に左右される不安定な電源です。再生可能エネルギーを送配電系統に大量導入した場合、系統が不安定になるなどの問題が発生するため、普及が進まないという課題があります。この「不安定さ」をNAS電池による充放電で吸収することで、再生可能エネルギーの普及に貢献します。
気候変動に
具体的な対策を
気候変動とその影響に立ち向かうため、
緊急対策を取る
ターゲット 13.1
すべての国々において、気候変動に起因する危険や自然災害に対するレジリエンスおよび適応力を強化する。
世界初の技術で、温室効果ガスの削減を
再生可能エネルギーはCO2の排出量が少ない、地球にやさしいエネルギーとして注目を集めています。再生可能エネルギーの安定供給を実現するNAS電池は、全世界で約580MW/4000MWh、200カ所以上の稼働実績(2020年1月時点)を誇ります。
日本ガイシの技術が気候変動のリスクを減らし、持続可能な社会を支えます。
SDGs達成に向けた貢献製品
GaNウエハー窒化ガリウム(GaN)ウエハー
「FGAN」
GaNウエハー窒化ガリウム(GaN)ウエハー
「FGAN」
将来の社会基盤になる次世代デバイスを支える、半導体に欠かせない材料
ウエハーは半導体製造に欠かすことのできない材料。日本ガイシのGaNウエハーは、独自の結晶育成技術で高出力・高効率なレーザー光源の実現に寄与。
電気自動車などに使われるパワーデバイスや、通信端末に使われる高周波デバイスへの適用が期待されています。
未来はこう変わる⁉かもしれない
「5G」通信を陰で支える力持ち
「5G」通信を支える無線基地局や衛星通信用増幅器などの高周波デバイスの半導体に使われるGaNウエハー。「5G」のネットワークが普及するためには、高周波デバイスの高性能化が不可欠です。日本ガイシの技術が、通信の明日をつくります。
住み続けられる
まちづくりを
都市と人間の居住地を包摂的、安全、レジリエントかつ持続可能にする
ターゲット 11.3
2030年までに、包摂的かつ持続可能な都市化を促進し、すべての国々の参加型、包摂的かつ持続可能な人間居住計画・管理の能力を強化する。
スマホ、だけじゃない5G
GaNウエハーの活躍が期待される5G通信。これまでの4Gがスマートフォンのための通信だったとしたら、5Gは社会のあらゆるものをつなぐ、新しい社会インフラになることが予想されています。モビリティ、遠隔医療など、これからの世界の都市化をGaNウエハーが支えます。
その他SDGs達成に向けた貢献製品
サブナノセラミック膜革新的な分離プロセスを実現
サブナノセラミック膜革新的な分離プロセスを実現
分子レベルで気体を分離できる「分子のふるい」
サブナノ※セラミック膜は、1ナノメートルより小さい穴を持つセラミックフィルター。
その微細な穴に通すだけで、分子レベルで気体を分離できる「分子のふるい」で、革新的な分離プロセスを実現する注目の技術です。
※サブナノとは、1ナノ(10億分の1)メートル以下という意味です。
分子のふるいで、エネルギー問題に腕をふるう?
サブナノセラミック膜
サブナノセラミック膜を用いた分離装置は、省エネルギー&省スペース。従来の方式に比べるとCO2排出量を大幅に低減でき、しかも低コスト。性能も抜群で、従来品(高分子膜)と比べて、高圧・高CO2濃度下でも高性能で長寿命。エネルギー生産の場で活躍が期待されています。
たとえば天然ガスの精製では、従来はコスト高になるため敬遠されていた不純物の多いガス田でも、高分子膜に比べて分離ロスを10分の1に低減。エネルギー供給と環境貢献を両立します。
エネルギーをみんなに
そしてクリーンに
すべての人々に手ごろで信頼でき、
持続可能かつ近代的なエネルギーへの
アクセスを確保する
ターゲット 7.a
2030年までに、再生可能エネルギー、エネルギー効率、および先進的かつ環境負荷の低い化石燃料技術などのクリーンエネルギーの研究および技術へのアクセスを促進するための国際協力を強化し、エネルギー関連インフラとクリーンエネルギー技術への投資を促進する。
気候変動に具体的な対策を
気候変動とその影響に立ち向かうため、
緊急対策を取る
ターゲット 13.1
すべての国々において、気候変動に起因する危険や自然災害に対するレジリエンスおよび適応力を強化する。
原油生産時にCO2を分離・回収・再利用しCO2排出量を削減
サブナノセラミック膜は、原油生産の場でも活躍が期待されています。
油田の油は、岩石の中のごく小さな孔に溜まっています。自然のエネルギーを利用して原油を回収する一次回収では、5~25%程度しか回収されません。また、地下の油層に水を注入する二次回収を行っても、30~40%程度にしかなりません。
CO2 -EOR(二酸化炭素原油増進回収法)は、三次回収と呼ばれる方法のひとつでCO2を地下の油層に圧入することにより、油層内に残る原油の粘性を低下させ、流動性を高めることで、原油回収率を高める技術です。
サブナノセラミック膜は、油田の排出ガスからCO2を分離・回収して再利用するために活躍します。
圧入したCO2のおよそ半分が、地中に貯留されるといわれており、CO2の排出を抑制し、地下深くに閉じ込めて貯留する「CCS:Carbon Capture and Storage」の切り札として、導入が進んでいます。
出典:JOGMECホームページ/炭酸ガス(CO2)圧入攻法
その他SDGs達成に向けた貢献製品
PM除去フィルター有害な粒⼦状物質(PM)を除去
PM除去フィルター有害な粒⼦状物質(PM)を除去
自動車の排ガスをクリーンにする「PM除去フィルター」
PM除去フィルターは、多孔質のセラミックスでできています。
多孔質とは、スポンジや軽石のように細かい孔(あな)がたくさん開いていること。多孔質セラミックスの壁に排ガスを通すと、この細かい孔が排ガスに含まれる有害な粒子状物質(PM)を確実にキャッチし、キレイなガスだけを通過させます。
NGKの製品が未来を助ける!!?
通気性のよいマスクで、空気を守るセラミックス!
フィルターの目を細かくすると通気性が悪くなり、排ガスの流れを妨げ、自動車の燃費低下につながります。日本ガイシのPM除去フィルターは、PMを逃さずキャッチしつつ、通気性、耐熱性に優れており、燃費の向上とクリーンな排ガスを両立させ空気を守ります。
すべての人に健康と福祉を
あらゆる年齢のすべての人々の
健康的な生活を確保し、
福祉を推進する
ターゲット 3.9
2030年までに、有害化学物質、ならびに大気、水質および土壌の汚染による死亡および病気の件数を大幅に減少させる。
あの手この手で排ガスをキレイに
日本ガイシの排ガス浄化用セラミックスは、有害な粒子状物質(PM)を確実にキャッチする「PM除去フィルター」以外にも、有害な炭化水素や一酸化炭素、窒素酸化物を浄化する触媒を、効率よく反応させるための「ハニセラム」、有害なNOxの濃度を計測し各種制御に役立てる「NOxセンサー」など、あの手この手で排ガスをキレイにします。
※ディーゼル・パティキュレート・フィルター
その他SDGs達成に向けた貢献製品
100年前から、
SDGs発想。
日本ガイシは創立から100年、電力の安定供給を支え続けてきました。
以来、きれいな空気や水を守り、より快適な暮らしを届けるための事業を
エネルギー・エコロジー・エレクトロニクスの領域で展開しています。
日本ガイシの技術や製品は、まさにSDGs(持続可能な開発目標)に貢献するものがほとんど。
これまでも、これからも。日本ガイシはセラミック技術で、
サステナブルな社会の実現に向けた新しい価値を提供していきます。
NGKグループの
価値創造プロセス
社会課題の解決を、新たな成長領域に
ビジョン達成に向け、成長分野に資源投入を
メガトレンド
NGKグループのインプット(2020年度)
財務資本
- 総資産
- 9,090億円
- 株主資本
- 5,015億円
製造資本
- 設備投資額
- 508億円
- 有形固定資産
- 3,722億円
知的資本
- 研究開発費
- 224億円
- 特許保有件数
- 日本 3,521件
海外 4,452件
人的資本
- 従業員数
- 19,695人
社会・関係資本
- 連結子会社
- 45社
- 社会貢献活動費
- 2.96億円
自然資本
- 電力
- 88万MWh
- ガス
(天然ガス換算) - 116百万Nm3
- 石油
(軽油換算) - 165万L
- 原材料使用量
- 14万トン
- 総水使用量
- 378万m3
事業活動
NGKグループのアウトプット(2020年度)
- 売上高
- 4,520億円
- 営業利益
- 508億円
- 親会社株主に帰属する当期純利益
- 385億円
- 自己資本利益率(ROE)
- 7.9%
- 売上総利益
- 1,230億円
- 新製品※売上高比率
※事業化後5年以内 - 30%
- 従業員満足度(日本ガイシ)
- 68%
- 女性管理職数(日本ガイシ)
- 29人
- 取引先のCSR調達ガイドライン同意率
- 99.6%
- 支援している留学生
- 宿舎提供 5カ国 39人
奨学金(給付型)10カ国 20人
- CO2排出量
- 75.6万トン
- 排出物削減量
- 3,000トン
- 環境貢献製品売上高伸び率
(2013年度=100) - 144
- 再資源化率
- 99.7%
進むべき方向
NGKグループビジョン
独自のセラミック技術でカーボンニュートラルと
デジタル社会に貢献する
Carbon Neutrality
クリーンなエネルギーを高効率に
モビリティをクリーン・安全に
Digital Society
スマート社会をますます快適に
産業の現場を革新的に
社会に新しい価値を
そして、幸せを
日本ガイシは
100年前からSDGs発想
日本ガイシの環境貢献製品の定義
NGKグループは、事業活動を通じた社会貢献が企業の最も重要な使命の一つと考えています。
創立から約1世紀にわたり蓄積した技術を生かして、地球環境への負荷を低減する製品・技術を開発し、提供し続けています。
当社の環境貢献製品の定義
1)第三者機関の表彰または認定されたもの
2)地球環境への環境負荷抑制・軽減 に寄与するもの
3)地域の環境負荷低減または発生負荷の対処に寄与するもの
※環境貢献製品:ハニセラム、ディーゼル・パティキュレート・フィルター(DPF)、ガソリン・パティキュレート・フィルター(GPF)、NOxセンサー、NAS電池、低レベル放射性廃棄物処理装置、波長制御乾燥システム、FGAN、紫外LED用マイクロレンズ