サステナビリティ
社会貢献活動
NGKグループは、ここに「NGKグループ社会貢献活動方針」を定め、持続可能な社会の実現に向けてさまざまな活動に積極的に取り組みます。
基本的な考え方
世界のさまざまな地域における事業活動を通じて、社会課題の解決に貢献します。
これに加え、社会の一員として地域に信頼される企業市民であることを目指して、さまざまなパートナーと連携・協働を図り、各地のニーズに応じた社会貢献活動に取り組みます。
NGKグループの社会貢献活動は、ESG統括委員会のもと総務部が中心となって推進しています。各地で実施した社会貢献活動に関する情報は、国内外のグループ会社から収集しています。2022年度は、50件の活動報告がありました。
社会貢献支出額
社会貢献プログラム数
NPO/NGOとの協働件数
社会貢献活動の内訳
日本ガイシの社会貢献活動
留学生への奨学、生活支援
日本ガイシは、国際社会の発展に貢献する人材育成への寄与を目的に、1998年に一般財団法人日本ガイシ留学生基金を設け、日本を訪れる海外からの留学生に対する宿舎提供や奨学金支給を柱とする支援活動を続けています。
この活動は、1930年代から日本ガイシが世界へ進出した際、海外へ赴任した従業員やその家族が現地で温かい支援を受けたことへの感謝の気持ちから始まったもので、日本で学ぶ留学生たちにも「日本へ来て良かった、日本を好きになった」と思ってもらえるよう努めています。2022年度は7カ国38人に宿舎を提供、10カ国21人に奨学金(給付型)を支給しました。
当基金は、2022年4月1日より、愛知県公益認定等審議会における審議にて、公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律(平成18年法律第49号)第4条に規定する公益認定の基準に適合すると認められ、公益財団法人となりました。
支援留学生と地域社会、従業員との交流
支援留学生と地域の方や従業員との草の根国際交流の機会となる活動に取り組んでいます。留学生が母国の言葉や文化を紹介する交流会を2000年から開催しています。2022年度は、宿舎と一色コスモス二重堀教室(愛知県小牧市にある日本ガイシ社員寮を活用した在住外国人児童向けの日本語教室)で計6回の交流会を開催し、宿舎近隣住民と一色コスモス二重堀教室の先生・児童のあわせて約45名が参加しました。留学生が講師役を務め、トーゴ、中国、バングラデシュ、韓国、ラオスの文化を紹介しました。2022年度までの参加者数は、累計1,055人となりました。
支援終了後のコミュニケーション
支援終了後も支援留学生との関係を維持するため、OB・OGを含む留学生に、近況報告を兼ねた年賀状を送っています。また、支援が終了した留学生には、当社の連絡先を記載した「NGKインターナショナルフレンドシップクラブ」のメンバーズカードを配布しています。2022年度は財団や日本ガイシのトピックスを掲載した年賀状を支援が終了した留学生を含む約300人に送付しました。
在住外国人児童向けの日本語学習支援を開始
日本ガイシは、2022年度から愛知県小牧市を活動拠点とする任意団体「一色コスモスサポート学習の会」と連携し、同市に住む外国人児童の日本語学習支援を開始しました。
当社社員寮内の一室を日本語教室として提供し、従業員が海外赴任経験や知識・スキルを活かして、業務として講師アシスタントを務め、教科学習に必要な学習言語能力の向上を支援します。
愛知県は東京都に次いで在留外国人数が多く、日本語指導が必要な外国籍の児童生徒は全国最多です。小牧市は外国籍の子どもが特に多い自治体の1つであり、グループ会社のNGKセラミックデバイス株式会社でも約300人の外国人が働いていることなどから、社会貢献活動の一環として支援を開始しました。2022年度は、19人の子どもたちに週2回、約2時間の学習支援を計91回行いました。今後、対象年齢や地域の拡大も検討していきます。
車いすテニス支援
日本ガイシは、障がい者支援や地域のスポーツ振興を目的として、車いすテニスを支援しています。
愛知県を拠点に活動する車いすテニス選手の国内外への遠征費を支援するなど、有力選手の活躍を後押ししています。2020年には、車いすテニスの競技者や愛好家が利用できるよう、グループ会社が運営する諸の木テニス倶楽部(名古屋市緑区)にハードコートを新設し、屋外トイレをバリアフリー仕様にしました。また、日本ガイシは日本車いすテニス協会(JWTA)とオフィシャルパートナー契約を締結しており、年間イベントや競技大会などへの協賛を通じて、車いすテニス競技の発展を応援しています。2022年度は、車いすテニス選手応援セレモニー、名古屋市総合リハビリテーション事業団主催の車いすテニス体験会への協力、車いすテニス選手との交流イベントを開催しました。
NGKグループの社会貢献活動の詳細は、NGKグループの社会貢献活動をご覧ください。