サステナビリティ

環境を守る取り組み

資源の有効利用

NGKグループは、生産プロセス改善による歩留まりの向上、工程内での原材料の再使用などにより排出物の発生抑制に努めるとともに、再資源化による最終処分量の削減にも注力し、資源循環を推進しています。

生産活動に伴う排出物削減

NGKグループは、排出物削減においても5カ年目標の達成に向け、CO2と同様に年次改善計画を立案・管理して排出物の発生抑制を推進しています。
2019年度はCO2と同じく、主要製品の需要減および円高などの不利な条件がありましたが、売上高原単位は前年度から改善され、年次目標を達成し、昨年度に続き5カ年目標にも前倒しで到達することができました。これは各工程での原料利用率と歩留りの改善、工程内での再利用など製造部門の継続的な改善活動の成果です。
一方、2013年度を基準とした生産量原単位の改善率を示す対BAU削減率は24%と年次目標を達成し、5カ年最終目標23%も一年前倒しで達成しました。
2020年度もこれまでの活動を継続推進し、さらなる改善を目指していきます。

排出物発生量・売上高原単位の推移(NGKグループ 全生産拠点)

排出物発生量・売上高原単位の推移グラフです。2019年度の排出物発生量は5.5万トン、売上高原単位は2013年度を100として68でした。

売上高原単位の推移は2013年度を100として算出。

対BAU削減率の推移(NGKグループ 全生産拠点)

対BAU削減率の推移グラフです。2019年度の数値は24%でした。

対BAU削減率:削減しない場合の排出量に対する削減量の割合。

資源循環の推進

NGKグループでは、排出物の分別徹底や再資源化方法の探索などを通じて、排出物の再資源化の推進に取り組んでいます。
2017年度からは国内全生産拠点で排出物の再資源化方法や処理業者に関する情報を共有し、信頼性の高い業者を選定するとともに効率的に再資源化を推進しています。
これら継続的な取り組みにより、5カ年計画の目標である「国内全体の再資源化率:99%以上」を2013年度以降継続して維持しています。
海外については地域によって状況が異なるため、各国の実情を考慮して目標を設定しています。海外全体では製造系グループ会社21社のうち、再資源化が困難な3社を除いた平均の再資源化率は約90%を継続して維持しています。

海外グループ会社の再資源化推進の事例

海外のグループ会社では、分別ルールを排出物のストック場所に掲示して見える形にしたり、排出物の分類とストックする容器の色を対応させることで分別の誤りをなくすなど、排出物の分別管理を徹底しています。

水資源に関するリスク管理と対応

NGKグループでは、サステナビリティの観点から水資源に関するリスク管理と水利用の効率化に取り組んでいます。

水リスクの評価

国内外の全生産拠点の水リスクについて、拠点が立地する地域の河川の水供給量を基に水不足の度合いを簡易的な手法で自己評価するとともに、海外拠点を中心に第三者による詳細な分析を実施してきました。詳細分析においては、水需給リスクについては、河川の水供給量に加え、地下水や季節変化、ダム等の貯水力も評価項目に加え、将来の水需給予測も実施しています。その他、水災リスク(洪水・土砂崩れ)、水質リスク(公衆衛生・生態系)についても分析し、総合的なリスク評価を実施しています。

この取り組みを通じて、海外の全生産拠点の水リスクを把握し、各拠点と情報を共有しています。
いずれの拠点も現時点の水リスクは深刻な状態ではありませんが、必要に応じて規制動向のウォッチや水利用の効率化の取り組みなどを実施しています。

<潜在的な水リスクをもつ地域の海外生産拠点数>

地域 拠点数 水需給 水災 水質汚濁への脆弱性
現在 2040年 公衆衛生 生態系
北中米 5 0 1 0 0 0
欧州・その他 5 2 0 0 2 3
中国 3 0 0 0 0 0
アジア・豪州 7 0 5 0 1 1

水利用に関するガイドライン

水利用の適正化を目指したガイドライン(実施状況のチェックリスト)を作成し、2015年度から国内外の全生産拠点での効率的な水利用の現状調査を行っています。今後、グループ内の各拠点や他社の事例調査を通じて、ガイドラインの充実を図るとともに、拠点での水利用の適正化の取り組みを促進し、将来の水需給の悪化に備えていきます。

Pick Up Topics

グループ会社での水利用の効率化

NGKセラミックスメキシコ

水ストレスが高い地域に立地するグループ会社では、工場内で水の循環利用を検討するなど、地域の貴重な水資源を適正かつ効率的に活用しています。
例えば、NGKセラミックスメキシコでは、製造工程で発生した排水を逆浸透膜でろ過し、再生水として冷却水やボイラー水、緑地散水などに再利用しています。生産ラインが本格的に立ち上がった2014年度以降、水使用量の生産量原単位は年々改善が進んでいます。

NGKセラミックスメキシコで稼働中の、逆浸透膜を用いたろ過装置の写真です。

逆浸透膜を用いたろ過装置

水使用量原単位の推移(NGKセラミックスメキシコ)

水使用量原単位の推移グラフです。2019年度の水使用量は23万トン、生産量原単位は2014年度を100として62でした。

調達先との連携

NGKグループでは、水資源への対応はサプライチェーン全体の課題と捉え、CSR調達ガイドラインを通じて水資源に関するリスク管理と水利用の効率化を取引先の皆さまにもお願いしています。取引先の皆さまにご理解・ご協力をお願いした結果、 2019年度は国内の取引先の99.5%の皆さまから同意をいただいています。