社会

ダイバーシティ&インクルージョン

考え方・方針

NGKグループは、人種、国籍、性別、性的指向およびジェンダーアイデンティティ、年齢、宗教、信条、障がいの有無などに関わらず、雇用の安定と機会均等を基本方針とし、多様な人材に雇用機会を提供しています。
併せて、仕事と家庭の両立支援、障がい者雇用、ダイバーシティへの理解を深める啓発活動に取り組むとともに、在宅勤務をはじめとする柔軟な働き方の提供を進めています。

推進体制

ダイバーシティ&インクルージョン推進体制図
ダイバーシティ推進体制図です。人材統括部が中心となり推進しています。人材統括部の配下には、人事戦略部、人事部、健康経営推進室を置いています。

指標と目標

男性育児休業等取得率

NGKは、男性育児休業などの取得率は、2025年度末目標100%に対し、実績は99.5%です。

組織活性度(従業員エンゲージメント)調査スコア「多様性の活用」

NGKは、多様性の進捗を把握するため、組織活性度調査において「多様性の活用」に関する設問を設け、従業員の現状認識を定期的に測定しています。
2030年度以降は「3.8以上」の達成を目標とし、多様な人材の特性や価値観を活かす組織づくりに向けた制度・施策の強化を通じて、目標達成に向けて取り組んでいます。
「3.8」は、従業員の約8割が「NGKは挑戦する企業である」と実感している状態を示す目標水準です。

組織活性度(従業員エンゲージメント)調査スコア
  2025年度実績 2030年度以降の目標
多様性の活用 3.4 3.8
  • スコアは1点~5点で示され、5点に近いほど、各設問に対する従業員の満足度が高いことを意味します

取り組み

多様な働き方を支える制度・取り組み

ワーク・ライフ・バランスの推進

NGKは、ワーク・ライフ・バランスの推進と長時間労働の削減に取り組んでいます。社会動向や法改正を踏まえ、制度の改善や運用の見直しを継続的に行うことで、柔軟で適切な働き方の実現を進めています。

ワーク・ライフ・バランス推進の8のルール
  1. 11カ月の時間外時間の上限を70時間以内とする
  2. 21カ月の時間外時間が45時間を超える月は年6回までとする
  3. 3年次有給休暇は最低取得日数を10日以上とする
  4. 4半期の時間外時間は300時間までとする
  5. 5原則として、リフレッシュ・デー(毎週水曜日・金曜日)には残業させない。やむを得ず残業させる場合、事前に許可申請書を提出する
  6. 6原則として、連続7日を超えて勤務させない。やむを得ず勤務させる場合、事前に許可申請書を提出する
  7. 7休日出勤、深夜勤務を指示する場合、事前に申請書を提出する
  8. 8深夜勤務を行う場合、10時間以上のインターバル時間を設ける
  • 有給休暇取得促進への取り組み

    NGKでは、従業員の心身の健康維持とワーク・ライフ・バランスの実現に向けて、年次有給休暇の取得促進に取り組んでいます。2025年度の取得率は88.9%でした。

    有給休暇の取得日数・取得率(NGK組合員。出向者を除く)
    有給休暇の取得日数・取得率を表した5カ年グラフです。2025年度の平均取得日数は17.7日、取得率は88.9%でした。
  • 総労働時間短縮への取り組み

仕事と家庭の両立を支援する取り組み

NGKは、従業員が仕事と家庭を両立できるよう、柔軟な働き方を支援する制度を整備しています。育児・介護支援として、短時間勤務やフレックスタイム勤務、在宅勤務などの勤務制度に加え、ベビーシッター利用補助や介護支援一時金などの経済的支援を提供しています。また、育児に関しては産休前面談や復職前面談、キャリア面談を実施し、介護に関しては、説明会の開催や介護ハンドブックの提供、外部専門機関と連携した相談窓口の設置など、制度面と合わせた支援を行っています。

両立制度の拡充

NGKは、従業員の声を踏まえて両立支援制度の充実を進めています。2025年度は、配偶者の出産があった男性従業員のうち、90%以上が育児休業や育児目的休暇を取得しました。今後も制度の見直しと運用改善を継続し、男女ともに育児と仕事を両立できる環境づくりを推進していきます。

  • 当該年度に配偶者が出産した男性従業員数に対する、育児休業等または育児目的休暇を取得した男性従業員数の割合(対象期間:2025年4月1日~2026年3月31日)
各段階における仕事と育児の両立支援制度
仕事と育児の両立支援制度に関する一覧表です。妊娠中から育児休職後まで、どのような支援制度が使えるかをまとめています。

早期復職支援制度

NGKは、産前・産後休暇や育児休業を取得した従業員が安心して職場復帰しキャリアを継続できるよう、早期復職支援制度を整備しています。これらの取り組みは、育児と仕事の両立を支援し、女性を含む多様な人材が働き続けやすい環境づくりにつながっています。

早期復職のための支援制度
  • 早期復職支援一時金
  • 認可外保育所等費用補助
  • 保活コンシェルジュ
  • 5時間勤務
  • 早期復職者のための休暇(有給)付与
  • テレワーク勤務における利用措置

子育て支援策の概要

男性従業員の育児関与強化

NGKは、性別や子どもの有無にかかわらず、仕事と生活を両立できる環境づくりに取り組んでいます。男性の育児休業取得を促進するため、「仕事と育児の両立支援ハンドブック」を改訂し、男性従業員向け制度の理解促進を図っています。併せて、出産を控えた配偶者をもつ男性従業員にも上司との面談を行う仕組みを整備し、制度の活用や職場での理解を促しています。さらに、上司に対しても業務調整や職場内の配慮を促すことで、誰もが休暇を取得しやすい環境整備を進めています。
また、2022年度に開設した「両立なんでも相談窓口」では、人事担当者が両立支援に関する相談に対応しており、育児休業の取得や運用に関する相談や、育休取得を控えた部下を持つ上司からの職場運営に関する相談などが寄せられています。

育休復職者研修

NGKは、産前・産後休暇や育児休業から復職した従業員とその上司を対象に、育休復職者研修を実施しています。本研修では、家事・育児を特定の性別の役割とせず、本人および配偶者が両立の当事者として関わる意識を醸成するとともに、両立期の働き方や行動のポイント、中長期のキャリア形成について学びます。また、子育てと仕事を両立している他部門の従業員同士が意見交換を行い、工夫や課題を共有する場としても活用されています。

介護支援制度

NGKは、介護と仕事の両立を支援するため、介護休業制度の充実を進めています。法改正を踏まえた制度見直しに加え、介護休業を最大1年間、3回まで分割して取得できる仕組みや、有期雇用労働者の取得要件緩和など、柔軟な制度運用を行っています。さらに、2026年4月に従来の介護ハンドブックを刷新し、介護に直面する従業員に加え、上司・部下・同僚など職場全体の理解促進を図っています。

疾病治療との両立

反復・継続的な治療が必要な疾病を抱える従業員が、退職することなく治療と仕事を両立できる環境整備に取り組んでいます。「両立なんでも相談窓口」の設置や業務外傷病に対応した休職制度、短時間勤務や週3日勤務制度などを整備し、従業員の状況に応じた就業上の配慮を行っています。

多様な価値観・属性を尊重する職場づくり

女性活躍推進

女性活躍推進講演会(意識改革、風土醸成)

女性活躍推進に向けた意識改革および組織風土の醸成を目的に、社外講師による講演会を実施しました。役員や管理職を中心に参加し、多様な人材が能力を発揮するための環境づくりや、アンコンシャスバイアス(自分自身では気づいていないモノの見方や捉え方の歪みや偏り)に関する理解向上を図っています。

一般職女性従業員へのアンケート(ニーズ・課題抽出、施策検討)

女性従業員のキャリア形成および職場環境に関するニーズや課題の把握を目的に、一般職の女性従業員を対象としたアンケート調査を実施しています。調査結果を基に課題を整理し、職場環境やキャリア支援に関する施策の見直しに活用しています。

LGBTQに関する取り組み

NGKは、多様な人材が活躍できる職場づくりに向け、LGBTQなど性的マイノリティへの理解促進に取り組んでいます。従業員向けに動画研修などの教育・啓発を継続的に実施するとともに、同性パートナーについても、福利厚生制度を活用できる環境を整備しています。

障がい者雇用

NGKグループは、多様な人材が活躍できる職場づくりに向け、障がい者雇用を推進しています。特別支援学校からの実習受け入れや採用を継続的に行い、2025年度の特例子会社を含めた障がい者雇用率は2.88%となりました。障がい者従業員専用の支援部門を設置し、職場環境の改善や障がい理解の促進を通じて、安心して働ける環境づくりを進めています。
また、特例子会社を含む国内外グループ会社においても、事業特性や個々のスキルに応じた採用と合理的配慮を行い、障がいのある従業員の活躍を推進しています。

現地採用に関する考え方・取り組み

NGKグループは、海外拠点に在籍する約12,000人の従業員のうち、98%以上を現地採用者が占めています。各国・地域で事業を展開する企業として、現地経済や社会の発展への貢献を重要な責務と位置づけ、現地人材の採用を継続的に推進しています。