製品情報
バッチ炉(RHK式、炉床昇降回転式、炉床昇降式、箱型)
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概要

バッチ炉は、製品を直接、もしくは製品が積載・充填されたセッターやサヤ(匣鉢)を炉床に置いて焼成する装置です。炉内温度・雰囲気の自動制御が可能で、最適な焼成条件を設定できます。シャトルキルンに比べると比較的内容積の小さな装置が多く、研究開発や多品種少量生産に適した装置です。
日本ガイシはバッチ炉のラインアップも豊富に取り揃えており、ローラーハースキルン(RHK)式、炉床昇降回転式、炉床昇降式、箱型とお客さまのご希望に応じたご提案が可能です。
特長
- 品種に応じたさまざまなヒートプロファイルや、N2やO2などのさまざまな雰囲気設定が可能
- 全制御アイテムをタッチパネルにて設定・調整可能なため、煩雑な作業から解放
- 少量生産や研究開発用途に最適
- 窒素雰囲気循環装置を付加することで、特殊ガス使用量を削減可能
- 温度制御ゾーンを細かく分割制御するため、温度分布を小さくした均一加熱が可能
ラインアップ
RHK式 雰囲気バッチ炉
将来的にRHK導入を検討されているお客さま向け
- RHKと同様の積載方式
- ヒーター、ローラー、製品の位置関係がRHKに類似しており、将来の連続炉化を模擬した試験が可能
- ヒーターが上下設置となっており、温度分布の上下差を低減することで均一に焼成が可能

炉床昇降回転式 雰囲気バッチ炉
バッチ炉で生産効率UPかつ温度・雰囲気分布を重視したいお客さま向け
- 炉床とセッターがおのおの回転する二軸型の回転式バッチ炉
- 常に炉床とセッターが回転をしているため、製品を載せたセッタ―内の温度分布を均一に制御可能
- 昇降式であるため、1台車焼成中のすきま時間にて次回焼成分のセットアップも可能

炉床昇降式 雰囲気バッチ炉
バッチ炉で生産効率UPを重視したいお客さま向け
- 特殊なヒーター配置により、高精度な温度分布を実現
- 炉床昇降式のため、1台車焼成中のすきま時間にて次回焼成分のセットアップが可能

箱型 雰囲気バッチ炉(前扉式)
標準的なバッチ炉を検討中のお客さま向け
- 標準的な炉床台板式バッチ炉
- 他バッチ炉同様、多種多様なプロファイルに対応可能

実績
リチウムイオン電池材料(正極材、負極材、前駆体)、全固体電池(固体電解質)、SOFC、SOEC、セラミックコンデンサー(MLCC)、圧電素子、サーミスター、LTCC、インダクター、フェライト、マグネット、チタン酸バリウム、触媒、ガラス基板 など
仕様
温度 | ~1700℃まで対応可能 |
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雰囲気 | Air,N2,O2,N2+H2,N2+H2Oなど |
熱源 | SiC、金属 など |
加熱装置一覧
加熱装置(焼成炉・乾燥炉)に関するお問い合わせ
産業プロセス営業部
- 名古屋 052-872-7766