触媒用セラミック担体「ハニセラム」
ハニセラムは、自動車の排ガス中に含まれるHC、CO、NOxなど有害成分を浄化する触媒担体用セラミックスです。年々厳しくなる排ガス規制の強化に対応するため、高性能化を進めています。
製品情報
LSHはトラックなど排気量の大きいディーゼル車向けの大型ハニセラムです。
排ガスはLSHを通過する際に、内表面にコーティングされた触媒の作用で無害化され、さらにディーゼル・パティキュレート・フィルター(DPF)を併用することで、粒子状物質(PM)が除去できます。
排ガスを効率良く浄化するためには、排ガスと触媒の接触面積を増やすことが重要です。LSHは無数の壁からなる蜂の巣(ハニカム)構造により広い表面積を生み出し、高い浄化性能を実現しています。
排ガス規制の強化に伴って、排気量の大きいトラックでは現在、1台につき6個ものLSHが搭載されるケースもあり、2020年以降、さらに厳しくなる排ガス規制に対応するためにより高効率なLSHのニーズが高まっています。日本ガイシは気孔率を極限まで高め、体積あたりの触媒担持量を従来品の2倍に増やすことに成功しました。
営業統括部 AC営業部