触媒用セラミック担体「ハニセラム」
ハニセラムは、自動車の排ガス中に含まれるHC、CO、NOxなど有害成分を浄化する触媒担体用セラミックスです。年々厳しくなる排ガス規制の強化に対応するため、高性能化を進めています。
製品情報
PM2.5※1に代表される超微小粒子のPMを排出個数で規制するPN※2規制への関心が、ヨーロッパを中心に高まっています。日本ガイシは乗用車向けから大型商用車向け、特殊車両向けまで幅広いディーゼル車のPM除去に最適のセラミックスを製品化しています。
DPFはディーゼル車から排出される粒子状物質(PM)を取り除く製品です。
エンジン側から流入した排ガスは出口側で行き止まりとなるため、流路を隔てるセラミックスの多孔質の壁を通り抜けます。排ガスが壁を通り抜けるときにPMが90%以上除去され、清浄なガスとして排出されます。PMがある程度堆積すると加熱燃焼させて高い捕集性能を維持します。
SiC製に比べて比重が軽く、昇温性に優れ、連続再生に適した材料です。また大型化した場合、製品が軽量化できるため、主にトラック用途に使用されています。
日本ガイシのコージェライト製DPFには、圧力損失を低減するため、セル構造の最適化と高気孔率の材料を開発、実用化しています。
コージェライト製より耐熱性に優れているため、乗用車などの厳しい使用条件に適しています。
日本ガイシのSiC製DPFには、Si結合SiC材料が使われています。この材料は、再結晶SiC材料に比べて、耐熱衝撃性が高い、高気孔率化が比較的容易などの長所があります。
営業統括部 AC営業部