ディーゼルエンジン排ガス浄化用セラミックス
ディーゼル・パティキュレート・フィルター(DPF)
概要
DPFはディーゼル車から排出される粒子状物質(PM)を取り除く製品です。
エンジン側から流入した排ガスは出口側で行き止まりとなるため、流路を隔てるセラミックスの多孔質の壁を通り抜けます。排ガスが壁を通り抜けるときにPMが90%以上除去され、清浄なガスとして排出されます。PMがある程度堆積すると加熱燃焼させて高い捕集性能を維持します。
特徴
コージェライト製DPF
SiC製に比べて比重が軽く、昇温性に優れ、連続再生に適した材料です。また大型化した場合、製品が軽量化できるため、主にトラック用途に使用されています。
日本ガイシのコージェライト製DPFには、圧力損失を低減するため、セル構造の最適化と高気孔率の材料を開発、実用化しています。
SiC製DPF
コージェライト製より耐熱性に優れているため、乗用車などの厳しい使用条件に適しています。
日本ガイシのSiC製DPFには、Si結合SiC材料が使われています。この材料は、再結晶SiC材料に比べて、耐熱衝撃性が高い、高気孔率化が比較的容易などの長所があります。
自動車排ガス浄化用セラミックスに関するお問い合わせ
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