製品情報

導入を検討されるお客さまへ

標準システム

コンテナ型

20フィート(約6m)コンテナに、電池本体と制御装置を収納。一体輸送ができるので工期が短く、工事費を節減できます。モジュール電池は放熱可変タイプで、待機時の保温電力を低減しました。

出力 DC1,000kW(最大出力)
容量 DC5,800kWh(初期)
構成 コンテナ(DC41.7kW モジュール × 6台)×4基
寸法 6.5W × 5.6D × 5.5H(m)

● 最小規模はコンテナ1基です。

従来型NAS電池
コンテナ型NAS電池システム標準レイアウト図

海外向けに改良型NAS電池の販売を開始

2024年6月に従来のコンテナ型NAS電池の性能を向上させた改良型NAS電池「NAS MODEL L24」の海外向け販売を開始しました。*1

NAS MODEL L24は、出力や容量などの基本性能はそのままに、単電池内の腐食を低減し、年間1%未満の低劣化率を実現しています。さらに電池モジュール内の温度管理を改善し、より長時間の連続放電が可能となりました。*2

これらの性能向上により、従来品に比べて、より少ない設置台数での運用が可能で、お客さまの蓄電池システムの長期的なプロジェクトコストをおおよそ20%削減することに貢献します。

*1 国内市場向けについては、国内規制への対応完了次第、販売を開始します。

*2 NAS MODEL L24ユニットあたり直流200キロワットで放電する場合、連続放電時間は6時間です。

運転管理

自動運転により、運用はきわめてシンプルです。
リモートで運転状況の確認や運転スケジュールの設定が可能です。

運用例

パターン運転

パターン運転の充放電を示した図
運転パターンを設定して充放電を行います。
特に昼間のピークを集中的に低減するような場合に有効です。

負荷追従運転

負荷追従運転の充放電を示した図
最大受電電力を超過しないように充放電を行います。
デマンドオーバーを自動的に回避し、費用削減・省人化に貢献します。

システム構成

NAS電池は交直変換装置(PCS)を介して電力系統に接続されます。交直変換装置は交流電力を直流に変換してNAS電池を充電、電池に蓄えられた直流電力は交流に変換して系統に放電します。電力系統と連系した運転は、交直変換装置とNAS電池を統合制御するシステム制御装置により管理され、安全かつ効率的運用を実現しています。
当社は、PCSと工事を除くNAS電池本体を提供します(標準納入範囲)。

システム構成図

設置手続き

NAS電池は、危険物保安技術協会による火災安全性能に係る性能評価を受けており、危険物施設の設置と適用の基準について特例が認められています。

危険物一般取扱所設置許可(消防法)

《特例事項》 ●保安距離不要 ●保有空地幅の緩和 ●消火設備の緩和 ●リモート監視可能

必要な手続き:危険物一般取扱所設置許可要請、変電設備設置届、完成検査申請、予防規定制定認可申請、危険物保安監督者選任届出
必要な資格(危険物保安監督者):危険物取扱者免状:乙種第2・3種又は甲種免状(日常運転業務は遠隔監視での対応が可能)

保守点検

日常点検
  • 日常の運転状態のまま、設備全体にわたって異常の有無を監視
  • 軽微な手入れ清掃
定期点検
  • ファンやフィルターなどの消耗部品の交換、機能確認試験
法定点検
  • 消防法で定められた点検。保有空地の確保など(年1回)

NGK-NASコールセンター(当社内:名古屋)

●システムのリモート監視 ●運転時お客さまからの相談

  • 「NAS」は日本ガイシ株式会社の登録商標です。

NAS電池に関するお問い合わせ