ベリリウム銅 展伸材

ベリリウム銅の適切な使い方

(4)表面処理

酸洗

ベリリウム銅は熱処理に伴って、表面に酸化皮膜を生成しやすい合金です。 したがってメッキやはんだ付けなどが施される場合にはこの酸化皮膜を取り除く必要が出てきます。その場合の代表的な方法を以下に示します。部品がバラバラの場合には、約20Vol%の希硫酸を50〜90℃に加熱し浸します。数分には酸化皮膜が剥離します。時間に余裕がある場合は室温のまま浸し、翌日の朝取り出してもかまいません。但し、油が焼き付いた酸化皮膜は取れないため、時効硬化処理前に充分脱脂しなければなりません。

脱脂

ベリリウム銅の表面についている油・脂肪分などは、表面変色の原因になったり、熱処理、メッキ、はんだ付け、接合などの工程に悪影響を及ぼします。プレス油を使用した場合はプレス後充分に脱脂を行うことが必要です。特に塩素、イオウ分を多く含んだ油は脱脂法を充分検討して使うか、または、使用を差し控えた方が無難です。

防錆処理

銅合金の大気中で起きる変色を防止する防錆剤としてはベンゾトリアゾール(C6H4N2・NH)が一般的に用いられます。これは、銅合金の表面にベンゾトリアゾール第2 銅(C6H4N32Cuを作り、これが水、その他の溶剤に不溶性であることを利用しています。また、メッキをする場合でも通常の前処理に害を及ぼしませんし、100℃以上で昇華してしまうため、時効硬化処理にも悪影響を及ぼしません。

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