ベリリウム銅 展伸材

ベリリウム銅の実力

(5)導電率と発熱特性

自動車用のスイッチ、リレーあるいは制御機器用のリレーの可動片には、20〜30Aもの大電流が流れます。ベリリウム銅は電気伝導性が良いため、このような大電流が流れてもばね材自身の固有抵抗による自己発熱を低く抑えることができます。

図7に各種ばね材の通電による温度上昇を示します。この図はt0.2×w10×l75mmの寸法の試験片に20Aの電流を流した場合の材料自身の温度上昇の程度を示したものです。通電時間500s後で比較すると、ベリリウム銅25合金で80〜90℃、ベリリウム銅7合金では約70℃、ベリリウム銅11合金では約60℃程度の温度にしかなりませんが、りん青銅は約120℃もの高い温度に達します。このような材料自身の固有抵抗による発熱は前述の応力緩和現象を誘起することがありますので大電流負荷のスイッチ、リレーなどには導電率の高いばね材を選定することが必要です。

各種銅合金の通電による温度上昇

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