製品情報
グラスライニング製品
概要
グラスライニングは機械的強度を持った鋼板の上に耐食機器の無機被覆保護として高耐食性の特殊ガラスを融着させた耐食複合材料です。
日本ガイシのグループ会社であるNGKケミテック(旧・池袋琺瑯工業)は1923年わが国で最初の化学工業用グラスライニング機器メーカーとして操業、「ドライシール」をはじめ、グラスライニング業界で数々の新製品開発に取り組み、1997年には従来の常識を覆す「ノンスパークGL(静電気帯電防止グラスライニング)」を世界で初めて開発しました。
2001年には世界のトップメーカーであるフランスのドゥ・ディートリヒ社と事業提携しヨーロッパの医薬、ファインケミカル部門での標準グラス「3009」を導入。さらに「グラスロック撹拌翼」や「多目的サンプリングバッフル」などの最先端技術をラインアップに加え、国内での化学・医薬・ファインケミカルなどの分野であらゆるご要望にお応えしています。
特長
優れたグラステクノロジー
1997年に世界で初めて産業安全の見地からグラスライニング機器における静電気事故に対して、より安全、より安心を目的に体積抵抗率が低く、耐食性にも優れた「ノンスパークGL(静電気帯電防止グラスライニング)」を開発。従来の技術ではなし得なかった安全性向上に貢献し、1999年には静電気学会から『進歩賞』を受賞するなど各分野で広くご評価をいただいています。
現在では反応缶、コニカルドライヤーをはじめとして約600基の実績があります。
2001年に事業提携し導入したドゥ・ディートリヒ社のニューグラス「3009」は、耐食性・耐熱性・耐衝撃性・平滑性に優れたマルチパーパスグラスです。これにより、用途別にグラスを揃える必要はありません。
高機能機器・アクセサリー類
グラスライニング反応缶の技術革新を実現したグラスロック反応缶、マックスブレンド撹拌翼などの高性能な各種装置を取り揃えています。また、各種アクセサリー類で、使用目的に合わせた対応が可能です。
製品ラインアップ
グラスライニング技術
- NEO-GL(ネオGL)
- 3009
- NF-GL(ナトリウムフリーGL)
- NS-GL(ノンスパークGL)
- NC-GL(ニュートラルカラーGL)
攪拌技術・攪拌装置
- マックスブレンド攪拌槽
- グラスロック攪拌槽
GMP対応グラスライニング機器
- ステンレス製グラスライニング機器
研究用途
- プロセスユニットラボ
- 極低温装置
乾燥機
- コニカルドライヤー
アクセサリー
- クイッククランプ
- 粉体投入装置(PTS)