製品情報

高温ガス集塵装置

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概要

高温ガス集塵装置

日本ガイシは、自動車排気ガスを浄化するハニカムセラミックスと、水処理用セラミックフィルターの技術を集約して完成した、独自の有価物回収・高温集塵用セラミックフィルター「セラレック」を用いた高温ガス集塵装置を販売しています。

集塵設備はバグフィルターや電気集塵機などが主流でしたが、バグフィルターは冷却装置によるトータルコスト・設置スペースの大きさ・ろ布の目開き・などの問題があり、電気集塵機はメンテナンスコストの高さ・煤塵の電気抵抗による補集効率の変動などの問題がありました。セラレックシステムは、これらの問題を解決します。

特長

高い回収効率

99%以上の効率での回収が可能。
環境対策、有価物の高効率回収に貢献。

高い分離能力

緻密な細孔径により、ガス中のサブミクロンまでの固形物を分離可能。5G通信に不可欠なシリカや、脱炭素社会に寄与するリチウムイオン電池材料(ニッケル、コバルト、マンガン)などのレアメタルの回収にも使用可能。

高温で使用可能

セラミックスの高耐熱性や不燃性により、火災の恐れなく高温ガスを集塵可能。冷却装置の省略や廃熱利用による、トータルコスト削減や省エネ・脱炭素化に貢献。

優れた耐食性

セラミックスならではの高い耐食性。塩酸などの腐食性ガスにも使用可能。

ロングライフ

フィルターの強度が高く逆洗による目開きなしで長寿命。特にニッケルなどの特化則(特別化学物質障害予防規則)指定の粉体回収プロセスでは、交換頻度が下がることでランニングコストの削減に加えて安全性向上に貢献。

コンパクト

ハニカム形状のため表面積が大きく、設置スペースをバグフィルターの1/4~1/2程度まで削減。冷却装置を削減すればよりコンパクトなラインを実現可能。

集塵・粉体回収フロー

5μm以下の緻密な細孔径で排ガス中の粉体を捕集し、定期的に逆方向から高圧ガスを流すことで洗浄・有価物の回収を行います。

粉体回収フロー

集塵の仕組みをムービーで見る(2:08)

集塵・逆洗メカニズム

集塵・逆洗メカニズム

運転中(回収中)個々のフィルターに対し、定期的に高圧ガスで粉体の吹き落としを行います。

初期性能

セラレックの初期性能

フィルター圧力損失は、バグフィルターと同等レベル。
ろ過流速1m/min フィルター圧力損失0.5kPa

セラレックの応用例

日本ガイシのセラレックシステムは、その高い集塵性能や設置スペースの小ささが評価され、幅広い分野で使用されています。
船舶や鉄道などのモビリティ関連の黒煙対策から、脱炭素社会に不可欠なリチウムイオン電池の正極材や、デジタル社会を支える通信インフラに使用されるシリカの製造工程などでの排ガスからの有価物回収まで、見えないところで皆様の生活を支えています。

セラレックの応用例を示した地図
船【黒煙除去】 船【黒煙除去】 環境規制への対策
船舶の補機エンジンの黒煙除去
鉄道(SL、地下鉄、私鉄)【黒煙除去】 鉄道(SL、地下鉄、私鉄)【黒煙除去】 ディーゼルエンジンの黒煙対策
非常用発電機・常用発電機・SL(車庫)
EV(電気自動車)【有価物回収】 EV(電気自動車)【有価物回収】 ガスの性質に合わせたカスタムが可能。先端技術のEV向けリチウムイオン電池原料の製造プロセス(正極材の製造工程における排ガスからの有価物(ニッケル、コバルト、マンガン等)回収)
産官学連携【新分野】 産官学連携【新分野】 セラレックが開発を後押し
バイオマス発電における煤塵対策など
自動車【黒煙除去】 自動車【黒煙除去】 各種エンジン・部品の開発に貢献
エンジンテストベンチなど
産業ガスの原料製造工程【有価物回収】 産業ガスの原料製造工程【有価物回収】 IoTや自動車の技術革新に貢献
コンタミ懸念のある半導体・液晶の原料製造プロセス
電子部品の製造工程【有価物回収】 電子部品の製造工程【有価物回収】 回収した粒子、排ガス共に有価物として回収
5Gなどの通信インフラに必要なSiO2などの原料製造プロセス

セラレックの特性

材質 コージェライト
常用温度(フィルター単体の場合) 〜900℃
外形寸法 150□×515Lmm 150□×500Lmm
セルピッチ 6mmピッチ 4mmピッチ
ろ過面積(1エレメントあたり) 2.7m2 4.0m2
平均細孔径(細粒層) 2層コート:約1μm
1層コート:約5μm
1層コート:約5μm
気孔率 48%
軟化温度 1400℃
圧縮強度(孔軸方向) 40MPa
圧縮強度(横方向) 15MPa

ラインアップ

高温ガス集塵装置に関するお問い合わせ

産業プロセス事業部営業部