サステナビリティ

2025年度までに海外拠点の全電力を再エネ由来に切り替え方針
主力生産地の欧州から切り替えを開始

2021年10月14日

日本ガイシ株式会社(社長:小林茂、本社:名古屋市)は、海外拠点で使用する電力の全量を、2025年度までに再生可能エネルギー由来に切り替える方針です。これにより、2025年度時点でNGKグループの使用電力の約6割が再生可能エネルギー由来となる見込みで、年間約33万トンの二酸化炭素(CO2)の削減に貢献します。

 主力生産地の欧州から切り替えを開始し、2022年1月までに欧州の全ての生産拠点の電力をグリーン化します。NGKセラミックスヨーロッパ(ベルギー)では、風力発電由来の電力を調達するほか、敷地内に太陽光発電設備(PV)を設置し発電することで、電力を全てグリーン化します。当社最大の生産拠点であるNGKセラミックスポーランド(ポーランド)では、使用電力の全量相当分のグリーン電力証書(※)を取得します。NGKベリルコフランス(フランス)でも、電力全量をグリーン電力に切り替えます。欧州以外も2025年度までに順次、再生可能エネルギー由来の電力に切り替える予定です。

 NGKグループは本年4月に策定した「NGKグループ環境ビジョン」で、2030年度のCO2排出量を2013年度に比べ50%削減し、2050年までにネットゼロを目指すことを掲げています。目標実現のためカーボンニュートラル戦略ロードマップを策定し、マイルストーン(中間目標)として、2025年度の排出量を2013年度比で25%削減することを設定しており、本取り組みにより達成する見込みです。

 当グループはこれまでも、グリーン電力証書の取得やカーボンニュートラルな都市ガスの導入などによりCO2排出削減に取り組んできたほか、水素やアンモニアといったCO2を排出しないクリーンなエネルギーをセラミックスの製造に利用する技術開発などにも着手しています。今後も2050年ネットゼロ達成に向け、グループ内へのさらなるPV設置や電力貯蔵用NAS電池への蓄電による再生可能エネルギーの有効活用など、世界各地域でさまざまな取り組みを推進し、カーボンニュートラル社会の実現に貢献していきます。

  • 再生可能エネルギーにより発電された電気の環境価値を証書化したもの。取得することにより証書に記載された電力相当分の再生可能エネルギーを利用したと見なされる。

NGKグループ環境ビジョン

以上

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