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安藤ハザマ次世代エネルギープロジェクト向けNAS電池が運転開始
省CO2分散型発電システムの高効率運転、計画的なエネルギー供給に貢献

2020年05月26日

日本ガイシ株式会社(社長:大島卓、本社:名古屋市)が日本ファシリティ・ソリューション株式会社(本社:東京都品川区)から受注し、株式会社 安藤・間(本社:東京都港区)の技術研究所(茨城県つくば市)に納入した電力貯蔵用NAS電池が運転を開始しました。安藤ハザマが実証を行っている広域的省CO2プロジェクト「安藤ハザマ次世代エネルギープロジェクト」で、CO2排出削減を実現する分散型エネルギーシステムの1つとして使用されます。

 NAS電池は、水素燃料の混合・切り替えが可能な燃料電池や水素燃料を混合可能なガスエンジン発電設備とともに、次世代型省CO2コージェネレーション(熱電併給)プラント(以下発電プラント)を構築します。計画的なエネルギー供給に活用され、エネルギー効率の向上やCO2の削減に貢献します。

 NAS電池の主な活用方法は以下の通りです。

1. 発電プラントの高効率運用

 燃料電池などによる発電を電力需要が少ない時間帯はNAS電池に充電し、需要が多い時間帯に放電して負荷を平準化することで、燃料電池などの高効率運転を実現します。

2. 自己託送のための調整電源

 燃料電池などで発電された省CO2電力を、技術研究所の需要を上まわった場合はNAS電池に充電、不足する場合には放電し、自己託送(※1)制度により他の需要地に送電することで需給バランスの調整を可能にします。

 「安藤ハザマ次世代エネルギープロジェクト」は、CO2発生の少ない分散型エネルギーシステムと遠隔地にある複数の需要地の間で電力の自己託送制度を活用したエネルギー融通を行い、広域的な省CO2とエネルギー最適化の検証を行うもので、2018年8月に国土交通省の「平成30年度第1回サステナブル建築物等先導事業(省CO2先導型)」(※2)に採択されています。

 低炭素社会の実現や電力供給リスクの分散のため、蓄電池や太陽光などの再生可能エネルギー・燃料電池といった発電設備、電気自動車(EV)など分散しているさまざまな電源を遠隔・統合制御し有効活用するエネルギー最適化への取り組みが国内外で進められており、多くの実証事業が行われています。

 NAS電池は大容量で長時間放電できるため、電力負荷平準や需給バランスの調整のほか、再生可能エネルギーの安定化や非常用電源などさまざまな用途で利用されており、省資源・省エネルギーなど環境負荷の低減に大きく貢献しています。現在までの設置実績は全世界で約200カ所、総出力58万キロワット(580メガワット)、総容量400万キロワット時(4,000メガワット時)以上に及んでいます。今回の事業でもNAS電池が有効なエネルギーリソースになることを実証し、引き続き電力の安定供給と効率利用を支えるとともに、低炭素社会の構築に貢献していきます。

※1 自社の発電設備で発電した電気を、別の場所にある自社の需要地に供給するために、電力会社の送電線を利用すること
※2 国土交通省が省CO2の実現性に優れた住宅や建築物のリーディングプロジェクトに対し、整備費などの一部を補助し支援するもの

<納入したNAS電池の概要>

設置場所:
 安藤ハザマ技術研究所(茨城県つくば市)
定格出力:
 200キロワット
定格容量:
 1,200キロワット時
用途:
 発電プラントの高効率運用、自己託送のための調整電源、ピークカット、非常用電源
運転開始:
 2020年4月

運転を開始したNAS電池

運転を開始したNAS電池

次世代型省CO2コージェネレーションプラント (安藤ハザマ提供)

次世代型省CO2コージェネレーションプラント (安藤ハザマ提供)

「安藤ハザマ次世代エネルギープロジェクト」の概要(安藤ハザマ提供)

「安藤ハザマ次世代エネルギープロジェクト」の概要(安藤ハザマ提供)

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以上

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