企業情報

入社式と代表取締役社長小林あいさつ

2025年04月01日

日本ガイシ株式会社(社長:小林茂、本社:名古屋市)は4月1日9時40分から本社で2025年度の入社式を開催しました。入社式には新入社員158人と、代表取締役社長の小林ほか役員が出席しました。

小林あいさつ(要旨)

 入社おめでとう。日本ガイシの一員として迎えられたことを嬉しく思う。

 当社は、2026年度からは「NGK」に社名変更する予定なので、皆さんは「日本ガイシ」という社名では最後の新入社員となる。社名変更は、グローバルにブランド統一することが大きな理由だ。当社は売上の7割以上が海外で、従業員の6割が外国人で構成されており、昔からグローバルに事業を展開している企業である。世界では、ロシアのウクライナ侵攻によるエネルギー価格の高騰、それに伴う物価高抑制のための金利上昇など、さまざまなことが起こっている。足下では、米トランプ政権の関税措置や米中対立などもあり、当社も影響を受けることになる。世界の情勢は日々変化しており、グローバルな課題は自身にも直結していることを忘れないでほしい。
 当社は2021年に「NGKグループビジョン Road to 2050」を発表し、2050年にはカーボンニュートラルとデジタル社会分野で売上高の8割以上を占めるよう事業構成転換することを掲げた。一方で、現在の主力事業の一つである内燃機関関連の需要は、電気自動車(EV)シフトのセットバックもありすぐになくなるわけではない。セットバックで生じた猶予を生かしてさまざまなことに取り組んでほしい。
 私は1983年の入社以来、4度海外駐在し、60カ国以上訪問してビジネスをクリエイトしてきた。当社には、やりたいことを後押ししてくれる、手を挙げれば挑戦の場を与えてくれる風土がある。常に挑戦することを心がけてほしい。
 生まれた時からデジタルの生活環境で育ってきた皆さんは、特にITスキルが優れている。入社当時にパソコンもなかった世代とも一緒に仕事することになるので、デジタル化による業務改革を主導して進めてほしい。
 最後に、コンプライアンスが一番大事だ。コンプライアンス違反は会社の存続にも関わることだと肝に銘じてほしい。当社は言いたいことが言える、言ったことが受け止められる企業を目指している。風通しのよい企業としての土壌はできているので、次は挑戦すること、外に出て行くことが重要だ。

 今日の気持ちを忘れずに共に頑張っていこう。

以上

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