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SBTイニシアチブのネットゼロ基準で認定を取得
2024年07月05日
日本ガイシ株式会社(社長:小林茂、本社:名古屋市)はこのたび、温室効果ガスの排出削減目標について、国際的な認定機関「SBTイニシアチブ(Science Based Targets initiative)※1」からネットゼロ基準※2で認定を取得しました。日本ガイシが目指す2050年二酸化炭素(CO2)排出量ネットゼロに向けた目標が科学的に妥当であると認められました。
NGKグループは2021年4月に「NGKグループ環境ビジョン」を策定し、遅くとも2050年までにグループのCO2排出量(スコープ1、2※3)を実質ゼロとすることを目指して削減に取り組んでいます。さらに、バリューチェーン全体(スコープ3 ※3)でSBTイニシアチブが掲げるネットゼロ基準で目標を設定し、このたび認定を取得しました。スコープ3については、2050年までに基準年である2022年度比で90%以上削減することを目指します。この目標を達成するためのステップとして、2030年までにスコープ3を基準年に対し25%削減することを目指します。これらによりSBTイニシアチブよりネットゼロ目標として認定されました。
スコープ1、2については、4つの戦略から成る「カーボンニュートラル戦略ロードマップ」を策定し、省エネ活動の強化やセラミック焼成での水素などへの燃料転換およびCO2回収技術の開発、再生可能エネルギーの利用拡大を進め削減に取り組んでいます。スコープ3については、取引先と協働して排出量の算定や削減に向けた活動に取り組み、バリューチェーン全体での削減を推進します。
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※1SBTイニシアチブ
気候変動による世界の平均気温の上昇を、産業革命前と比べ1.5℃に抑えるという目標に向けて、パリ協定が求める水準に整合する科学的根拠に基づいた温室効果ガス排出削減目標の設定を企業に働きかける国際的な環境イニシアチブ。CDP、国連グローバル・コンパクト、WRI(世界資源研究所)、WWF(世界自然保護基金)の4団体が2015年に共同で設立。
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※2ネットゼロ基準
パリ協定で定められた世界の平均気温の上昇を産業革命前と比べ1.5℃に抑えるという目標を達成するための基準。 SBTイニシアチブにおいて、世界の平均気温の上昇を1.5℃に抑えるために、バリューチェーン全体で2050年までに90%以上の温室効果ガス排出削減が必要であること、残りの10%は大気中からの炭素除去などによりネットゼロが実現されると考えられている。
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※3Scope1 事業者自らによる温室効果ガスの直接排出(燃料の燃焼や工業プロセスでの発生)
Scope2 他社から供給された電気・熱・蒸気の使用に伴う温室効果ガスの間接排出
Scope3 Scope1、2以外のバリューチェーン全体を通じた温室効果ガスの間接排出
以上