サステナビリティ
2025年度までに国内外製造拠点に計40メガワットの 太陽光発電設備を導入
年間2.2万トンのCO2を削減しカーボンニュートラルに貢献
2022年11月24日
日本ガイシ株式会社(社長:小林茂、本社:名古屋市)は、2025年度までに国内外の製造拠点に合計40メガワットに及ぶ太陽光発電設備(以下「PV」)を導入する方針を決定しました。再生可能エネルギーを全量自家消費することで、年間2.2万トンの二酸化炭素(CO2)排出量を削減し、カーボンニュートラルに貢献します。
NGKグループは2021年4月に策定した「NGKグループ環境ビジョン」で、2050年までにネットゼロを目指すことを掲げています。目標実現のためカーボンニュートラル戦略ロードマップを策定し、中間目標として、2025年度の排出量を2013年度比で25%削減することを設定しており、実現のための戦略の一つとしてグループ内のPV設置や再生可能エネルギー調達を進めています。
PV設置の取り組みの一環としてこのたび、海外の主要製造子会社であるポーランドとタイへのPV導入を決定しました。NGKセラミックスポーランド第一工場(シロンスク県グリヴィツェ市)の建屋の屋根上と隣接地、第二工場(シロンスク県ドンブロヴァ・グルニチャ市)の隣接地に、総容量15.1メガワットの大規模PVを設置します。年間発電量は15,240メガワット時の見通しで、導入初年度の2024年度は年間約1万トンのCO2削減効果を見込んでいます。NGKセラミックスタイランド(サムットプラカーン県)には4.25メガワットの大規模PVを導入します。建屋の屋根上へ設置し、年間発電量は5,560メガワット時の見通しです。2023年度から稼働開始予定で、年間2,630トンのCO2削減効果を見込んでいます。積極的なPV導入などにより、2025年度までに海外拠点で使用する電力は全量、再エネ由来に切り替える方針です。
NGKグループはこれまでも、PV設置やグリーン電力証書の取得、カーボンニュートラルな都市ガスの導入などによりCO2排出削減に取り組んできたほか、水素やアンモニアといったCO2を排出しないクリーンなエネルギーをセラミックスの製造に利用する技術開発などにも着手しています。今後も2050年ネットゼロ達成に向け、グループ内へのさらなるPV設置や電力貯蔵用NAS電池への蓄電による再生可能エネルギーの有効活用など、世界各地域でさまざまな取り組みを推進し、カーボンニュートラル社会の実現に貢献していきます。
PV設置のロードマップ
稼働年度 | 2022 | 2023 | 2024 | 2025 |
---|---|---|---|---|
NGK本体 | 多治見 2,600 名古屋 320 |
石川 2,600 | ※1小牧 1,000 | - |
国内グループ会社 | - | ※1NGKセラミックデバイス 680 | ※1NGKオホーツク 1,400 | - |
海外グループ会社 | 中国 2,400 ポーランド 120 |
タイ 4,250 ※1ベルギー 2,730 |
ポーランド 15,100 | ※1メキシコ 5,940 |
- ※1計画中
-
※2表内数値はPVパネル容量(単位:キロワット)
1,000キロワット=1メガワット
以上