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2050年に向けた環境ビジョンと
「第5期環境行動5カ年計画」を策定
2021年04月28日
日本ガイシ株式会社(社長:小林茂、本社:名古屋市)は、2050年に向けた「NGKグループ環境ビジョン」と、2021年度からの5年間のスタートアップとして「第5期環境行動5カ年計画」を策定しました。
NGKグループは、2050年を見据えた「NGKグループビジョンRoad to 2050」を策定し、その実現のための注力点のひとつにESG経営を掲げています。このESG経営のE(環境)の方針として、2050年までに二酸化炭素(CO2)排出量ネットゼロを目指すことなどを掲げた「NGKグループ環境ビジョン」を策定しました。
NGKグループ環境ビジョン
カーボンニュートラルへ
カーボンニュートラル社会の実現に資する製品とサービスを開発・提供するとともに、グループの事業活動にも適用することで、2050年までにCO2排出量ネットゼロを目指します。
循環型社会へ
天然資源の使用量を抑制し、資源効率の高い製品を開発・提供することで、循環型社会の実現に貢献します。
自然との共生へ
生態系への環境負荷を最小限に抑制するとともに、啓発活動を通じて一人ひとりの意識を高め、自然との共生を図ります。
カーボンニュートラルについては、目標実現のための「カーボンニュートラル戦略ロードマップ」を策定しました。マイルストーン(中間目標)として、2030年度のCO2排出量を2013年度に比べ50%削減することを設定し、ゴールの前倒しを実現するため、水素やCCU・CCS(CO2の回収・利用・貯蔵)関連技術を推進します。
カーボンニュートラル戦略ロードマップ
第5期環境行動5カ年計画の概要
NGKグループ環境ビジョンに関連したテーマの「カーボンニュートラル」「資源循環」「自然との共生」に向けた取り組みを重点事項とします。特に喫緊の課題である「カーボンニュートラル」への取り組みは、最終年度である2025年度目標を以下のように設定しました。
CO2排出量:55万トン(2013年度に比べ25%削減)
これまではCO2の管理指標として売上高原単位を採用していましたが、NGKグループ環境ビジョンの目標である「2050年までにCO2排出量ネットゼロ」をバックキャストした目標に設定しました。
再生可能エネルギー利用率:目標50%
NGKグループの電力使用量について、再生可能エネルギー利用率の目標を新たに設定しました。この目標を達成することでNGKグループをネットゼロの状態に近づけ、社会の再生可能エネルギーの普及推進にも貢献します。
- ※対BAU削減率:削減しない場合の排出量に対する削減量の割合を示す。(BAUはBusiness As Usualの略)
- ※ポスト愛知目標:2021年10月に中国で開催される生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)で採択される予定の20の個別目標。
以上