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チップ型セラミックス二次電池「EnerCera」シリーズがCEATEC AWARD 2019のグランプリを受賞
2019年10月16日
日本ガイシ株式会社(社長:大島卓、本社:名古屋市)のチップ型セラミックス二次電池 「EnerCera(エナセラ)」シリーズが、「CEATEC 2019」のCEATEC AWARD 2019のデバイス&テクノロジー部門でグランプリを受賞しました。
CEATEC(Combined Exhibition of Advanced Technologies)は、IT・エレクトロニクス関連分野のアジア最大級の国際展示会で、今年は10月15日~18日まで、幕張メッセ(千葉市)で開催されます。CEATEC AWARD 2019は、CEATEC 2019に展示される技術・製品・サービスなどの中から、出展者が事前に応募した出展品・案件について、「CEATEC AWARD 2019 審査委員会」が学術的・技術的観点、市場性や将来性などの視点から、イノベーション性が高く優れていると評価できるものを審査・選考し、表彰するものです。総務大臣賞・経済産業大臣賞と、部門賞(グランプリ・準グランプリ)、特別賞が選考されます。
EnerCeraシリーズは、電極に当社独自の結晶配向セラミックス板を使用した、小型・薄型でエネルギー密度の高いリチウムイオン二次電池です。耐熱性が高いためデバイスへの高温実装に対応できるのが特長です。ICカードにホットラミネート加工で実装できる「EnerCera Pouch(エナセラ パウチ)」と、回路基板へリフローはんだ実装できる「EnerCera Coin(エナセラ コイン)」の2タイプがあります。IoTデバイスやスマートカード、RFIDタグ、電子棚札、ウェアラブル端末など小型・薄型で高容量を要求される装置・機器などへの実装向けに、2019年4月から量産を開始しています。
部門賞のうち、デバイス&テクノロジー部門で、EnerCeraがIoTモジュールの本格普及における課題である電源の問題を解決し、既存のリチウムイオン二次電池にはない新しいカテゴリーの蓄電デバイスであると高く評価され、グランプリを受賞しました。
<CEATEC 2019 出展概要>
期間:
2019年10月15日(火)~18日(金)
会場:
幕張メッセ(千葉市美浜区中瀬 2-1)
当社ブース:
ブースNo.G-004(デバイス&テクノロジー エリア)
出展製品:
チップ型セラミックス二次電池「EnerCera」シリーズ、複合ウエハー、紫外LED用マイクロレンズ、窒化ガリウム(GaN)ウエハー「FGAN」、亜鉛二次電池「ZNB」

EnerCera Pouch(左)とEnerCera Coin(右)


以上