サステナビリティ

安全衛生と健康

労働安全衛生と健康

NGKグループは、安全衛生基本方針に基づき従業員の安全と健康確保を組織的/継続的に達成する仕組みとして労働安全衛生マネジメントシステムを導入し、厳格な運用とリスクアセスメントによる安全対策を徹底して行い、グループ全体の安全衛生水準の向上に努めています。

安全衛生基本方針

安全衛生活動推進体制

安全衛生活動の推進体制図です。取締役会を頂点とし、安全衛生委員会が各地の事業所を統括する仕組みとなっています。

安全衛生活動の強化

日本ガイシは、安全衛生活動の強化を最優先課題の一つと捉え、2016年度に「コンプライアンス」「リスク低減」「ガバナンス強化」を上位概念とした3カ年行動計画を策定し、活動を推進してきました。その結果、「コンプライアンス」と「ガバナンス強化」はおおむね目標を達成しましたが、「リスク低減」はグループ全体で定常作業以外の作業のリスクアセスメントが不充分であり、特に重篤災害/重大事故につながりやすい「回転機器への巻き込まれ」や「感電」「爆発」のリスク対応の強化が必要であることがわかりました。そこで、2019年度に「リスクマネジメントとガバナンス体制の強化」を上位方針とする第二期3カ年行動計画を策定し、重篤災害/重大事故の未然防止・極小化対策を推進しています。
また、全ての事業所/工場/国内外の製造系グループ会社で労働安全衛生マネジメントシステムの国際認証の取得を進めています。
これらの取り組みを受けて、中央労働災害防止協会より国内で初めて「ISO45001」と「JIS Q 45100」の認証を取得したことなどを理由に、令和元年度中央労働災害防止協会会長賞を受賞しました。

<2019年度の取り組み>

中期行動計画 年度実施項目 重点活動
リスクマネジメントの強化 重篤・重大災害リスクの特定と未然防止対策(応急対策)
  • グループ全体で、回転巻き込まれ/感電/爆発の可能性のある全ての設備/作業を再評価
  • 重篤リスク/爆発リスクのある設備/作業のリスクアセスメントの見直しと応急的対策の実施
連結ガバナンス体制の充実 グループ会社のガバナンスの仕組みの定着化
  • 各社の残課題の完遂と監査によるフォロー
  • 全ての製造系グループ会社でマネジメントシステムの国際認証取得を推進
  • 各事業本部の方針伝達・情報共有の網羅性の補強

<業務上災害件数>

項目 報告範囲 区分 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年
業務上災害件数 日本ガイシ 休業 2 3 1 4 0
不休 9 3 2 8 7
休業・不休計 11 6 3 12 7
製造系
国内グループ会社
休業 4 3 0 1 1
不休 6 5 7 7 7
休業・不休計 10 8 7 8 8
製造系
海外グループ会社
休業 30 20 8 13
不休 12 8 9 6
休業・不休計 42 28 17 19

業務上災害件数の推移

業務上災害件数の推移を示した5カ年グラフです。2019年度には日本ガイシが7件、製造系国内グループ会社が8件、製造系海外グループ会社が19件となりました。

業務上不休災害以上の災害の種類:過去7年間:日本ガイシ

過去7年間の、業務上不休災害以上の災害の種類をまとめた円グラフです。計51件で、最も多かったのは転倒・転落の15件でした。

<強度率(1,000労働時間当たり休業日数)>

項目 報告範囲 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年
強度率(%)
(1,000労働時間当たり休業日数)
NGKグループ全体 0.026 0.013 0.193 0.012
日本ガイシ 0.007 0.004 0.000 0.743 0.000
国内グループ会社 0.009 0.000 0.000 0.005
海外グループ会社 0.040 0.022 0.015 0.020
全産業(日本・事業所規模100人以上) 0.070 0.100 0.090 0.090 0.090
製造業(日本・事業所規模100人以上) 0.060 0.070 0.008 0.100 0.100

厚生労働省 労働災害統計より。

<休業度数率(100万労働時間当たり休業災害件数)>

項目 報告範囲 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年
休業災害度数率
(100万時間当たり休業災害件数)
NGKグループ全体 1.00 0.55 0.32 0.34
日本ガイシ 0.29 0.34 0.11 0.40 0.00
国内グループ会社 0.50 0.00 0.14 0.13
海外グループ会社 1.42 0.91 0.34 0.56
全産業(日本・事業所規模100人以上) 1.61 1.63 1.66 1.83 1.80
製造業(日本・事業所規模100人以上) 1.06 1.15 1.02 1.20 1.20

厚生労働省 労働災害統計より。

<職業病度数率>

項目 報告範囲 2015年度 2016年度 2017年度 2018年度 2019年度
職業病度数率(%) 日本ガイシ 0.00 0.11 0.11 0.10 0.00

<労災死亡者数>

項目 報告範囲 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年
労災死亡者数(人) 日本ガイシ 0 0 0 1 0
国内グループ会社・製造 0 0 0 0 0
海外グループ会社・製造 0 0 0 0 0

2018年度の労災死亡者1人は、市道の横断歩道を横断中の他社トラックによる交通被害事故による。

労働安全衛生マネジメントシステムの外部認証

NGKグループは、職場の安全衛生水準の継続的な向上を図るため、労働安全衛生マネジメントシステムの国際規格の認証を推進しています。2017年には日本ガイシ名古屋事業所が国内初となるISO-45001のプライベート認証を取得し、2018年には国内の全ての事業所および工場がISO-45001の認証とJIS Q 45100の2018DRAFT認証を取得しました。一方、国内外の製造系グループ会社では、27社中23社でISO-45001またはOHSAS-18001の認証を取得しました。

<マネジメントシステムの認証取得状況>

項目 報告範囲 区分 2018年度 2019年度
労働安全衛生
マネジメントシステム取得状況
NGKグループ全体
日本ガイシ ISO-45001およびJIS Q 45100 100% 100%
国内グループ会社(製造系12社) ISO-450011 58% 100%
海外グループ会社(製造系15社) ISO-45001またはOHSAS-18001 40% 73%

日本ガイシ/名古屋事業所、知多事業所、小牧事業所、石川工場、御嵩工場

危険体感・危険予知道場の設置

危険体感・危険予知道場の様子を写した写真です。

危険体感・危険予知道場の2019年度の受講者数を示す数値の画像です。この年には約1,700名が受講しました。

若年労働者や経験の浅い作業者による労働災害を削減するため、旧来の簡易的なトレーニングセンターに代わり知多事業所内に450m2の広さの「危険体感・危険予知」道場を設置し、社外で経験を積んだ専任の社員による安全教育を実施しています。
道場内にはクレーン、回転体巻き込まれや挟まれなどの危険体験装置、マネキンなどが社内で発生した労働災害を模擬して配置されており、一般的な危険体感訓練に加え、より実践的な「疑似体験」を通して危険に対する感度を磨く教育プログラムとなっています。
2020年は危険体感VR(仮想現実)とCGも導入し、既存の危険体感機器と座学と組み合わせた新教育プログラムにより、危険感受性のさらなる向上を目指します。

安全PEM開催

セラミックス事業本部は、グループ全体の安全レベルを向上させるために、毎年、海外生産拠点の安全衛生スタッフが集合し、安全PEM(Process Expert Meeting)を開催しています。2019年度は国内外のハニセラム生産拠点から総勢30名余が名古屋の本社工場に集まり、安全衛生に関するグループ全体の活動方針と計画を共有するとともに、各社の情報交換などを行いました。また、リスクアセスメントの技能を向上させるため、参加者全員で工場の作業観察を行い、危険源の抽出や対策案の良い点や改善点を討議しました。