サステナビリティ

品質の取り組み

品質教育

NGKグループでは、製品の価値を高め、お客さまの期待に応えていくために、具体的なニーズを製品化に活用できるスキル習得を目指した、品質教育を実施しています。
具体的には、実務テーマを持ち寄って行う、実践教育と業務の仕組み改善を促進するための品質管理システム(QMS)の研修を、グループ会社を含め、継続的に強化しています。

<2019年度の品質教育>

教育名 開催日数と参加人数 目的
QCI 講義3日、相談会1回、報告会1日、延べ約40日
入社3年目技能職51人と中途採用者80人
データに基づく判断やQC7つ道具を演習し、QCストーリーに従った問題解決の進め方を実践
QCI教育のG社展開 講義2日、相談会3日、報告会1日、延べ11日
双信電機QCI教育のG社展開(長野&宮崎):合計8人
NGKで実施しているQCIレベルの問題解決の実践研修
品質基礎Ⅱ 講義4日、指導会3回、報告会1日、延べ約45日
入社3年目スタッフ技術職62人+G社2人
外部講師と社内講師による、品質管理に活用する統計的手法の習得と業務課題に沿った問題解決の実践
失敗学と創造学研修 講義1.5日、演習4日、発表会1日、延べ6.5日
延べ155人
失敗に学ぶための分析力と展開力を講義と演習で習得する管理職の意識改革強化のため、組織が陥りやすい失敗例の特別講演を追加した
未然防止研修 講義1.5日 延べ16人 具体的なBtoB事例を用いて製造物責任法の基本を理解する
未然防止と再発防止の基本とリスク排除手段を理解する
課題検討会:0.5日×4組 延べ20人 受講者の業務課題をテーマにした、未然防止活動を活性化するための仕事のしくみ改善研修
QMS研修 ISO/IATF規格解釈:各1日 延べ340人 規格の意図と要求事項の理解
ISO/IATF内部品質監査員育成:
各2日、延べ122人
内部品質監査員の育成と認定
監査員力量向上:1日 38人 QMSの実効性向上と品質コンプライアンス意識向上を目指した、プロセス監査の力量アップを図る
VDA6.3プロセス監査:1日 33人 VDA規格で要求されるプロセス監査の理解

品質教育の強化点

QMS研修

品質保証の仕組みの実効性を高めるとともに、品質コンプライアンスの意識と知識を高めることを目指して、内部監査を有効活用できる人材育成を強化しています。2019年度は、内部監査員の力量向上講座において、研修内容を社外講師と協議してNGKグループ向けに調整したところ、受講者から好評だったため、今後継続的に強化していく予定です。

自主保全士試験に77人(1級31人、2級46人)の従業員が合格

日本ガイシの自主保全活動に従事する製造部門や工務センターの従業員77人(1級31人、2級46人)が、10月に行われた自主保全士試験(日本プラントメンテナンス協会)に合格しました。この資格は品質管理や安全、機械保全に必要な幅広い知識と技能を持ち、自主保全活動の計画・立案、実践・指導ができると認められた者に与えられます。今後も、各製造現場の品質管理を向上するため、資格取得を推進していきます。

全従業員が参加する品質改善活動 「QuiC活動」

NGKグループでは、全従業員が参加する品質改善活動「QuiC(Quality up innovation Challenge)活動」を、2003年から展開しています。製品と仕事の質の向上を図るための小集団や個人による改善、提案活動で、優れた改善事例は全グループ会社で共有します。毎年7月には、優れた改善事例の横展開を目的に全社大会を本社で開催しています。
2019年度の全社大会は、製造部門とスタッフ部門の大会に分けて2日間開催しました。
製造部門の大会では国内外グループ会社6社を含めた13事例の活動発表が行われました。スタッフ部門の大会では、午前に「自走する組織の作り方」と題した基調講演、午後からはグループ会社3チームを含む8事例の発表を紹介しました。社員・役員も含め延べ約700人が全社大会を聴講しました。

<提案活動参加率>

2017年度 2018年度 2019年度
製造部門 98% 100% 98%
非製造部門 93% 92% 85%
事務部門 60%
提案件数 約38,000件 約28,000件 約29,000件

全社大会の受賞者および提案活動の優秀者を国内外の研修に派遣

海外グループ会社での研修

10月末~11月初旬にかけて、2018年度の提案優秀者4人と2019年度全社大会の最優秀賞受賞者2人をベルギーにあるグループ会社(ACE)に派遣しました。現地従業員とともに、お互い実施した改善事例を紹介し合い改善の重要性を共有しました。

国内研修

12月下旬には、2018年度の提案優秀者6人と2018年度全社大会の大会優秀賞・特別賞受賞者13人を沖縄に派遣し、QCサークル全国大会を聴講し、他社とNGKの違いなどをテーマとして意見交換を行いました。

海外拠点における品質活動への取り組み

海外生産拠点では従来からそれぞれに適した品質システムを構築し、ISO9001認証またはIATF16949認証を取得して品質活動を行っています。
また、グループ全体の品質活動により、毎月報告される各拠点の製造品質の状況や、市場クレームなどの情報は、国内拠点と同様に品質活動推進部会で審議され、NGKグループ全体の品質状況としてタイムリーに把握されています。グループ全体の品質活動ルールや年度ごとの品質目標も展開され、品質活動の発展と充実を図っています。

海外拠点での品質教育強化の取り組み

2019年度は、お客さまとの約束を遵守する業務の仕組みを点検し改善する「業務品質」の活動として、アメリカのグループ会社6社に対して品質コンプライアンス教育を実施しました。
品質コンプライアンスの理解と重要性の認識を図るために、がいしの受渡検査不整合の問題を紹介し、これに対するNGKグループの取り組みとルールを説明しました。

改善活動の海外への普及

NGKグループは海外での改善活動普及を目指す取り組みを行っています。
2019年の海外研修ではベルギーのグループ会社(ACE)を訪問し、以下を実施しました。

  • 「 改善(提案・小集団)って何?」をチームで議論し現地メンバーに発表
  • 現地メンバーと工場内を観察し、問題点の抽出と改善方法についてのディスカッション
  • 改善事例をプレゼンテーション
改善活動普及に向け、ベルギーのグループ会社、ACEを訪問してディスカッションを行った際の写真です。