サステナビリティ

マテリアリティ:人権の尊重

基本的な考え方

企業活動が社会にもたらす影響力が増大するのに伴い、人々の生活向上や雇用創出等のポジティブな影響だけではなく、負の影響についても社会的関心が高まってきました。企業活動における人権尊重への関心もその一つであり、2011年に国連人権理事会で合意された「ビジネスと人権に関する指導原則」では、3つの柱のうちの一つを企業による人権尊重の責任とし、企業活動における人権尊重のありかたに関する国際的な規範となっています。
NGKグループは多くのステークホルダーとの関わりの下、グローバルに事業を展開しており、自社のみならずバリューチェーン全体で当社グループの事業によって影響をうける人々がいることを認識しています。それらの人々の人権が尊重されることは、当社グループの社会的な責任であるという考えの下、人権の尊重を重要課題の一つとして定め取り組みをすすめています。

社会にもたらす価値

自社およびバリューチェーンにおける人権を尊重する取り組みを展開することで、事業活動が影響を及ぼす全ての人々の人権が侵害されることのない社会づくりに貢献します。

関連するSDGs

1 貧困をなくそう
2 飢餓をゼロに
5 ジェンダー平等を実現しよう
8 働きがいも経済成長も
10 人や国の不平等をなくそう
16 平和と公正をすべての人に

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リスクと機会

リスク 機会
  • ◆ブランド・レピュテーションの毀損
  • ◆取引先への影響
  • ◆操業・訴訟リスク
  • ◆コスト・負債の増加
  • ◆採用・人材
  • ◆潜在的な人権リスクと顕在化
  • ◇ブランド・レピュテーションの向上
  • ◇人材の採用・確保

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アプローチ

NGK グループは、NGKグループ企業行動指針に人権尊重を掲げ、その中で「人権に関する国際規範を遵守し、人々の多様性を尊重します」としています。さらに、NGK グループの事業活動が影響を及ぼすすべての人々の人権が侵害されることのないよう、国連「ビジネスと人権に関する指導原則」に基づいて、2021年4月にNGKグループ人権方針を制定しました。本方針に基づき、バリューチェーン全体で人権リスクの低減に取り組みます。

NGKグループ企業行動指針

NGKグループ人権方針

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主要な取り組み

NGKグループの人権の尊重に関する主な取り組みは以下の通りです。

人権の尊重

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今後に向けて

NGKグループでは、グループ会社およびサプライチェーン上の人権リスクを特定・評価するデューディリジェンスプロセスの一環としてセルフ・アセスメント質問表を活用し現状把握を進めています。さらに潜在的な人権リスクについては、相談・通報メカニズムを通じた把握に努めています。2023年度はこれらのアセスメント対象および内容を拡充していくことで人権リスクに適切に対応していきます。

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各マテリアリティのマネジメントアプローチ