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常にロジカルシンキングである技術者になりたい

斗野 綱士 2006年入社

所属

電力事業本部 NAS事業部 NAS設計技術部 主任

出身学科

電気電子工学専攻

入社動機と、これまでの職歴

「ものづくり」・「グローバル」・「多角化」が決め手

私は学生の時に電力系の研究に携わっており、就職先も電力に関わる企業に就職したいと考えていました。従って、電力会社を志望することも考えていましたが、日本ガイシには電力会社とは違った魅力を感じたため、日本ガイシを志望することにしました。その魅力は主に3つあります。
1つ目は「ものづくりをする会社」であるということです。考えを見える形にすることは大きなやりがいに繋がると考えます。さらに、入社した現在、単にものづくりでなく、その中に「こだわり」があることを感じています。2つ目はグローバル性です。日本ガイシは国内だけでなく、海外にも大きく進出しています。技術者として自分が携わった製品が世界中で活躍すること、これほど誇りに思うことはないと思います。3つ目は「日本ガイシは多方面に進出している」ことです。私は現在、電力事業本部に所属していますが、日本ガイシにはその他にもジャンルの異なった事業本部が存在します。他の事業本部の方と接することで視野を広くし、技術者として必要な応用力をつけたいと考えています。

現在の私の仕事

紙に書かれたNAS電池から実際のNAS電池まで

私の主な仕事はモジュール電池の設計・評価です。モジュール電池の運転パターンは負荷平準を始め、瞬低機能を有したり、自然エネルギーとの協調を図ったりと様々です。最近では、マイクログリッドを対象とした、負荷平準機能に加えてバックアップ電源機能を有したモジュール電池の設計を行いました。具体的には、出力増に伴う内部ヒューズの設計、温度分布の改善を図るためのヒータ設計等を行いました。評価では、試験用のモジュール電池を準備し、客先運転を模擬した運転を行うことで運用限界や運用条件の導出を行いました。その後は、検討結果を報告会議で承認を得た後、図面発行し、製造部で初号機製造の立会いを行い、製造の際に問題がないかどうかを現場で確認しました。
以上のように、私の仕事は、紙に描かれたモジュール電池および部品から実際に製造し、完成する全てになります。ボリュームが多いため、試験評価や報告会議への資料作成に苦戦することが多々ありますが、一方で、経験することでモジュール電池についてより深い知識を付け、自信を持っていく自分に満足しています。

今までで一番印象に残っている仕事成功談・失敗談など

失敗が許されない1度きりの試験

過去に2回、モジュール電池内部に組込む内部ヒューズの設計を行ったことがあります。内部ヒューズは1台のモジュール電池に対して48個組み込まれ、その目的は、運転電流では溶断することなく、過電流に対しては速やかに且つ安全に溶断することでモジュール電池を保護することです。内部ヒューズは、最終的にKHK(危険物保安協会)立会いのもと、内部ヒューズを組込んだ実際のモジュール電池を用いて、短絡させることで内部ヒューズが速やかに且つ安全に溶断することでその安全性および有用性を示す必要があります。 したがって、KHK立会い試験では失敗は許されません。例えば、計測ができていなかったり、試験前に誤ってスタートボタンを押してしまい内部ヒューズを溶断させてしまった場合は、1度降温させた後内部ヒューズを交換し、再昇温する必要があるので最低でも2~3週間ムダになります。
一方、安全性の面では試験時には短絡電流が約2万Aも流れるため、設計次第では火災等の事故が生じる可能性も十分あります。そのような試験に対して、手順を何度も経験者と確認する、データ計測を2重3重に用意する等の準備を繰り返した上で望みました。安全性に対してもテストピース(単体)で何回も安全に溶断することを確認した上で臨みました。当日は、根拠のない不安が押し寄せてきてはできることは全てやってきたという自信で返して・・・の繰返しでした。試験は狙い通り速やかに且つ安全に内部ヒューズが溶断されたことで、その安全性および有用性が認められ、認定をもらうことができました。試験自体は30秒程度しかないものの、中身は非常に濃く、そのために費やした労働力、時間は非常に大きかったですが、試験後の達成感および安堵感はそれらを忘れさせるほどさらに大きかったことを今でも覚えています。

これからの夢、NGKで私が実現したいこと

常にロジカルシンキングである技術者になりたい

仕事をしていて思うことですが、技術者は常にロジカルシンキングでないといけないということです。これは当然のことである反面、個人的には非常に難しいことであると思っています。それは、ロジカルシンキングにはストーリーを組立てる能力と、組み立てるのに必要な幅広い知識が必要であると考えているからです。そのどちらか一方でも欠けた場合には、ロジカルシンキングは成立しないと思っています。
そして、現在の自分にはまだどちらも十分に会得できていないことを実感しています。ロジカルシンキングが会得できたとき、報告会議の場で、相手に伝えたいことを漏らさず伝えることができ、且つ製品に対してもしっかりとしたエビデンスを持った「活きた製品」を送り出すことができると考えます。ロジカルシンキングを会得するために、今は様々なことを経験し、自分の引き出しをどんどん増やしていきたいです。
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