お知らせ

第71回応用物理学会春季学術講演会で
SiCウエハーおよびAlNウエハーに関する研究成果を発表します

2024年03月08日

日本ガイシは、2024年3月22日(金)から25日(月)まで東京都市大学で開催される「第71回応用物理学会春季学術講演会」(主催:公益社団法人応用物理学会)に参加し、開発中の炭化ケイ素(SiC)ウエハーおよび窒化アルミニウム(AlN)ウエハーに関する研究成果を発表します。

学会概要

学会名 2024年第71回応用物理学会春季学術講演会
主催者 公益社団法人応用物理学会
会場 東京都市大学
公式サイト 2024年第71回応用物理学会春季学術講演会
期間 2024年3月22日(金)~ 25日(月)

発表概要

炭化ケイ素(SiC)ウエハー (ポスター講演)

日時 2024年3月22日(金)13:30 ~ 15:30
タイトル 低BPD密度を有する4H-SiC結晶の多数枚ウエハー上への同時成長
発表者 福井宏史、浦田勇輝、岡田陽平、宮風里紗、松川真也、松島潔、吉川潤
発表内容 SiCパワー半導体の本格普及において、基底面転位(BPD)密度の低減は重要課題である。そこで我々は、多数枚のSiCウエハー上へ同時に結晶成長させることにより原理的に低コストでBPD密度を低減可能なプロセスを開発している。本研究にて4インチの4H-SiC種結晶上への9枚同時結晶成長を行い、種結晶と結晶成長層界面付近でBPD密度が大幅に低減可能であることを確認した。
  • ポスター講演者

窒化アルミニウム(AlN)ウエハー (口頭講演)

日時 2024年3月24日(日)9:00 ~ 9:15
タイトル 固相成長法による窒化アルミニウム単結晶基板の作製
発表者 佐藤洋介、阿閉恭平、小林博治、吉川潤
発表内容 窒化アルミニウム(AlN)は深紫外発光ダイオード(UVC-LED)への適用や、次世代のパワー半導体への展開も期待されている。我々は独自の製法によりAlNウエハーの結晶成長の検討を進めた結果、2インチ及び4インチサイズのAlN単結晶基板の作製に成功した。
  • 口頭講演者

炭化ケイ素(SiC)ウエハーおよび窒化アルミニウム(AlN)ウエハーについて

 炭化ケイ素(SiC)ウエハーは、シリコン(Si)ウエハーなど従来の半導体と比較して、大幅な電力損失の低減が可能なことから、電気自動車(EV)などに使用されるパワー半導体材料として急速に需要が高まっています。一方、窒化アルミニウム(AlN)ウエハーは、殺菌用途を中心にニーズが拡大している深紫外発光ダイオード(UVC-LED)の性能を向上できる可能性があるほか、次世代のパワー半導体への展開も期待されています。
 日本ガイシは、こういったニーズに対応するため、炭化ケイ素(SiC)ウエハーと窒化アルミニウム(AlN)ウエハーの開発を行っています。

以上

一覧へ戻る