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チップ型セラミックス二次電池 「EnerCera Pouch」「EnerCera Coin」が「CES 2019」のイノベーションアワードをダブル受賞

2018年12月13日

日本ガイシ株式会社(社長:大島卓、本社:名古屋市)のチップ型セラミックス二次電池「EnerCera(エナセラ)」シリーズが、「CES 2019」のイノベーションアワードをダブル受賞しました。2019年1月8日から11日まで米国ラスベガスで開催される世界最大級の家電見本市CES 2019に出展します。同見本市への当社の出展は初めてです。

 CES(Consumer Electronics Show)は毎年1月に米国ラスベガスで開催されるコンシューマ・エレクトロニクス分野における世界最大規模の見本市です。「CESイノベーションアワード」は、28の製品分野で注目すべき出展製品を表彰するもので、製品の品質、デザインの美しさ、ユーザーに提供する価値、製品仕様の独自性と新しさ、競合製品に比べての革新性という評価基準で審査される国際的な賞です。

 当社はCESに初出展し、EnerCeraシリーズを展示、紹介します。EnerCeraシリーズは、電極に当社独自の結晶配向セラミックス板を使用した、小型・薄型でエネルギー密度の高いリチウムイオン二次電池です。耐熱性が高いため、デバイスへの高温実装に対応できるのが特長です。EnerCeraシリーズにはICカードにホットラミネート加工で実装できる世界初(*1)のリチウムイオン二次電池である「EnerCera Pouch(エナセラ パウチ)」と、回路基板へリフローはんだ実装でき大電流放電が可能な世界初(*1)のリチウムイオン二次電池の「EnerCera Coin(エナセラ コイン)」の2タイプがあります。

 EnerCera Pouch、EnerCera Coinの2タイプともに、民生用電子製品の電源や充電デバイスがエントリーする「Smart Energy」部門で、デバイスの大量生産に不可欠な高温での実装を実現したことであらゆるモノがネットにつながる「IoT」デバイスの普及を後押しする革新性が高く評価され、イノベーションアワードを受賞。EnerCeraシリーズでダブルの受賞となりました。

 EnerCeraシリーズは、IoTデバイスやスマートカード、RFIDタグ、電子棚札、ウェアラブル端末など小型・薄型で高容量を要求されるさまざまな用途への採用を想定し、2019年4月から順次量産を開始する計画です。
(*1)当社調べによる

出展概要

期   間:2019年1月8日(火)~11日(金)
開 催 地:米国ネバダ州ラスベガス
当社ブース:Tech West, Sands Expo, Level2,
      Halls A-D ブース№41374
出展製品 :EnerCeraシリーズ、亜鉛二次電池

「EnerCera」シリーズ EnerCera Pouch(左)とEnerCera Coin(右)
「EnerCera」シリーズ
EnerCera Pouch(左)とEnerCera Coin(右)
日本ガイシブース(イメージ)
日本ガイシブース(イメージ)

以上

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