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NOxセンサーが全国発明表彰の発明賞を受賞
2014年05月29日
日本ガイシ株式会社(社長:加藤太郎、本社:名古屋市)はこのたび、車載用高精度NOx(窒素酸化物)センサーの開発、実用化が高く評価され、公益社団法人発明協会が主催する「平成26年度全国発明表彰」の第1表彰区分・発明賞を受賞しました。
全国発明表彰は、科学技術の向上および産業の発展に寄与することを目的に、優れた発明を完成した者、実施化に尽力した者、発明の指導・奨励・育成に貢献した者を表彰する制度で、第1表彰区分は、科学技術的に秀でた進歩性を有し、かつ顕著な実施効果を上げている発明が対象となります。NOxセンサーは、当社が世界で初めて開発、実用化した車載用NOxセンサーで、その独自性・先進性とクリーンディーゼル車の実現に大きく貢献した功績が認められました。表彰式は7月8日に東京都内で発明協会総裁の常陸宮殿下、同妃殿下のご臨席のもと開催されます。
受賞概要
賞名: 平成26年度全国発明表彰 第1表彰区分発明賞
主催者: 公益社団法人発明協会
受賞内容: 厚膜積層型ジルコニアNOxセンサーの発明
受賞者: 日本ガイシ株式会社 中垣邦彦(独NGKヨーロッパ出向)
NOxセンサーは自動車の排気管に装着され、排ガスに含まれるNOx濃度をppm(100万分の1)レベルの高精度でリアルタイムに測定できる製品です。排ガス中のNOx濃度を検知して、排ガス浄化装置の制御やその故障診断に使用されます。
自動車の排ガス規制は世界的に強化されており、特にディーゼル車については、粒子状物質(PM)に加えて、NOxの排出規制も一段と強化されつつあります。当社はこれまでに培ったセラミック技術を駆使して、ジルコニアセラミックスを独自の形状に成形、積層した素子を用い、厳しい排ガス規制に対応可能な車載用NOxセンサーを開発、実用化しました。ディーゼル車の排ガス浄化装置の制御に欠かせない部品として排ガス規制強化を背景に需要拡大を見込んでおり、今回の受賞を弾みに一層の拡販を図ります。
以上