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あばしり電力の取り組みが「北国の省エネ・新エネ大賞」の優秀賞を受賞

2024年02月06日

日本ガイシ株式会社(社長:小林茂、本社:名古屋市)と網走市が出資する地域新電力会社のあばしり電力株式会社(社長:村本正義、網走市)の取り組みが、北海道における省エネルギー・新エネルギーに関する有効活用・開発・普及について他の模範となると評価され、「令和5年度 北国の省エネ・新エネ大賞」(主催:経済産業省北海道経済産業局)の優秀賞を受賞しました。

 北国の省エネ・新エネ大賞は、北海道での一層の省エネルギーの推進や新エネルギーの利用促進を目的に、著しい成果や功績があり、他の模範となる取り組みを実施した組織などを表彰するもので、今回で15回目となります。

 あばしり電力は、網走市潮見地区に太陽光発電設備と電力貯蔵用NAS®電池を設置し、自前の送電線(自営線)で潮見小学校と潮見コミュニティセンターを連系しました。通常時は再生可能エネルギーを両施設へ供給し、停電時には緊急避難場所である両施設を商用系統から切り離し、非常時のバックアップ電源として活用する事業を実施しています。また潮見小学校では、太陽光発電の発電量やCO2削減量をパネルに表示し、児童が直接的に太陽光による発電状況を体験できる場所を提供しています。

 潮見地区での地域マイクログリッド構築を通したエネルギーの地産地消やレジリエンスの向上は、電力系統が脆弱な他の地域への導入モデルケースとなり、他の自治体の再エネ導入や蓄電池によるマイクログリッドの構築・展開が期待できる点や、体験型環境学習拠点づくりへの取り組みなどが高く評価され、受賞に至りました。

 あばしり電力は、北海道主催の「令和5年度北海道省エネルギー・新エネルギー促進大賞」の新エネルギー部門大賞も受賞しています。

 NGKグループは、再エネの最大限の活用による地域の持続的なエネルギー供給とカーボンニュートラルを進展させ、北海道が掲げる2050年「ゼロカーボン北海道」の実現に向け引き続き貢献していきます。

潮見地区の地域マイクログリッド
  • 太陽光発電設備とNAS電池を設置した潮見発電所と自営線(黄色)

あばしり電力株式会社
カーボンニュートラルの実現に向けた「あばしり電力」の設立について
あばしり電力の取り組みが「北海道省エネルギー・新エネルギー促進大賞」を受賞

以上

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