製品情報
「CEATEC 2022」に出展
IoTデバイス用電源「EnerCera」をはじめとしたデジタル社会を支える製品を展示
2022年10月04日
日本ガイシ株式会社(社長:小林茂、本社:名古屋市)は、10月18日(火)から21日(金)まで幕張メッセ(千葉県千葉市)で開催される「CEATEC 2022」のトータルソリューションエリアに出展します。開催初日の18日には、幕張メッセ会場内の企業セミナー会場でIoTデバイス用電源「EnerCera(エナセラ)」について当社執行役員が講演します。
本展示会は盛況のうちに終了しました。ご来場いただき有り難うございました。
なお2022/10/31まではオンライン会場でオンラインブースの見学ができます。

今回で23回目となるCEATECは、「経済発展と社会課題の解決を両立する『Society 5.0』の実現を目指し、あらゆる産業・業種の人と技術・情報が集い、『共創』によって未来を描く。」をテーマとして、オンラインのほか3年ぶりにリアルでも開催されます。
当社は、「スマート社会をますます快適に~セラミック技術で貢献していくデジタル社会~」をテーマに出展します。「Society5.0」の実現に寄与するIoTデバイス用電源EnerCeraをはじめ、高周波デバイスや大電力パワーデバイスの特性向上を可能にする窒化ガリウム(GaN)ウエハー「FGAN」、高機能な半導体・電子部品の製造に寄与する異種材料接合ウエハーのほか、半導体素子を保護するセラミックパッケージ、超微細かつ高速動作が可能なチューブ型アクチュエーターなど、当社独自のセラミック技術を用いた電子電気機器用セラミック製品群を展示します。あわせて、大容量蓄電池の「NAS電池」で充放電した再生可能エネルギーの環境価値を担保し取引を可能にするシステムについても紹介します。
CEATEC 2022概要
会期 | 2022年10月18日(火)~21(金) |
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URL | CEATEC 2022 |
日本ガイシウェブサイト
電子電気機器用セラミックス製品サイト
EnerCera特設サイト
当社役員による講演概要
日時 | 2022年10月18日(火)12:00~13:00 |
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場所 | 企業セミナー会場(幕張メッセ会場内) |
テーマ | IoTデバイスの電源問題を解決!自立型IoTの社会実装をEnerCeraで実現 |
講演者 | 執行役員 NV推進本部ビジネスクリエーション担当 大和田巌 |
出展内容
出展製品
EnerCera、FGAN、複合ウエハー、半導体用セラミックパッケージ(水晶・高周波・光)、マイクロチューブアクチュエーター、マイクロヒーター、静電容量センサー、NAS電池
IoTデバイス用電源「EnerCera(エナセラ)」
超小型・薄型のリチウムイオン二次電池「EnerCera」は、105℃でも使用できる高耐熱な二次電池です。セラミックスの電極を使用しているため耐久力が高く、ファクトリーオートメーション(FA)やプラントなどの過酷な環境下で動作するデバイスやセンサーのバックアップ電源として利用できます。
また、内部抵抗が低いためわずかな電力でも蓄電できるという特長があり、太陽光発電やワイヤレス空間電力伝送(WPT)といった給電技術と組み合せることで、物流向けの温湿度トラッカーなど、電池を交換せずに長期間の使用が可能な自立型IoTデバイスを実現します。ブースでは、EnerCeraを活用した自立型IoTデバイスの具体的な使用シーンを体感できる動画やAR(拡張現実)展示で用途例を紹介しています。



高周波デバイス用半絶縁性GaNウエハー「FGAN」

FGANは、当社独自の液相結晶成長法により低欠陥密度を実現したGaNウエハーです。従来の高周波デバイスは、SiCやシリコン(Si)などの異種材料基板を用いて作製するため結晶内に欠陥が多く、高電圧・高周波動作時に出力や効率が低下する問題がありました。FGANは結晶内の欠陥が少ないため、高周波化・高出力化が求められる5Gや6Gなどの無線通信基地局や各種レーダー、衛星通信向け高周波デバイスの性能を向上させます。
ブースでは半絶縁性FGANに加え、レーザーダイオードやパワーデバイス用の導電性FGANを展示します。
異種材料接合ウエハー(複合ウエハー)

異種材料接合ウエハーは、異種材料接合技術と高精度な研磨技術により実現した複合ウエハーです。異種材を接合することで、単一材料のウエハーでは実現できない熱膨張の抑制、機械的強度の確保、熱伝導性の向上などの性能や機能を引き出すことができます。
ブースでは焼結PZT複合ウエハーと石英ガラス複合ウエハーを展示します。焼結PZT複合ウエハーは、電気を加えると変形し、変形させると電気が発生する圧電材料であるPZTを焼結法で作製し、ベース材料と接合し研磨したウエハーで、ワイヤレススピーカーや自動運転用センサーなどに使われます。ベース基板にSiやサファイア、水晶、ガラスなどの任意の材料が選択できます。石英ガラス複合ウエハーは、石英ガラスと放熱性の高い材料のベース基板を接合したウエハーです。発熱を抑えることができるので、5Gや6Gといった高速通信用の基地局のモジュールやアンテナの高性能化に貢献します。
大容量蓄電池「NAS電池」
NAS電池は日本ガイシが世界で初めて実用化したメガワット級の大容量蓄電池です。大容量、高エネルギー密度(コンパクト)、長寿命を特長とし、高出力の電力を長時間安定して供給することが可能です。
当社では、株式会社リコーと2022年4月から、ブロックチェーン技術を活用し再エネの発電から消費、余剰発電のNAS電池への充放電も含めたすべてのプロセスのトラッキング(追跡)を行う実証事業※に取り組んでいます。ブースではトラッキング状況の見える化システムを紹介します。
※ 日本ガイシ・リコーの実証事業
日本ガイシとリコー 再エネトラッキングの実証事業を開始へ


以上