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名古屋事業所の「瑞穂E1棟」が 建築環境総合性能評価システム(CASBEE)最高位のSランク認証を取得

2022年03月22日

日本ガイシ株式会社(社長:小林茂、本社:名古屋市)名古屋事業所(名古屋市瑞穂区)内の事務・厚生棟「瑞穂E1棟」はこのほど、建築環境総合性能評価システム(CASBEE)の最高位であるSランク認証を取得しました。

瑞穂E1棟

 CASBEE(Comprehensive Assessment System for Built Environment Efficiency)は、建築物を環境性能の面から評価し格付けする手法で、省エネや環境負荷の少ない資機材の使用といった環境配慮、室内の快適性や景観への配慮なども含めた建築物の品質を総合的に評価します。

 瑞穂E1棟は、名古屋事業所の瑞穂地区内の事務・厚生棟です。隣接工場の焼成炉から排出される燃焼排熱を空調や給湯に有効利用するほか、ガラスの吹き抜け空間(エコボイド)による自然換気・自然採光などにより、省エネ法の基準に対しCO2排出量を54%削減することを目指した「ゼロエネルギービル(ZEB)」です。最高位であるSランク認証の取得にあたっては、環境性能のほか、放射冷暖房やシミュレーターを搭載したビルエネルギー管理システム(BEMS)など快適な職場環境を実現する仕組みが導入されている点や、建物外側の積極的な緑化により外部環境にも配慮している点などが評価されました。

 瑞穂E1棟は、サステナブル建築物等先導事業(省CO2先導型)(※)にも採択されています。日本ガイシグループは2021年4月に策定した「NGKグループ環境ビジョン」で、2030年度のCO2排出量を2013年度に比べ50%削減し、2050年までにネットゼロを目指すことを掲げています。当社は瑞穂E1棟の運用を通じて、省CO2と快適な職場・外部環境の両立に取り組み、カーボンニュートラル社会の実現に貢献していきます。

(※)サステナブル建築物等先導事業(省CO2先導型):
省CO2の実現性に優れたリーディングプロジェクトとなる住宅や建築物の開発プロジェクトを国土交通省が公募し、採択された事業に整備費などの一部を補助し支援するもの

瑞穂E1棟概要

所在地 名古屋市瑞穂区須田町2-56
建物面積 2,569平方メートル
階数 地上6階
建物高さ 31メートル
延床面積 12,180平方メートル
用途 事務所、食堂、診療所ほか
竣工 2020年10月

以上

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