Interview - 11

品質保証として
お客さまとの信頼関係の
礎を築きたい

T.K技術系

[ 品質保証 ]
デジタルソサエティ事業本部 安全品質環境部 HPC品グループ

2018年入社 
情報工学

半導体装置に欠かせないセラミック製品の品質保証業務を担当

多くの半導体装置に使用されている「静電チャック」という製品の品質保証業務を担当しています。具体的には、製品の生産設備や工程の一部を変える際に必要な「工程変更申請」において、お客さまの承認を得ることも業務の一つ。基本的に工程を変更する目的は何かを改善したり、需要に応えたりといったポジティブな理由が多いのですが、その裏に潜むリスクを探し出し、検証を行う必要があります。不具合が起こると多大な損失を生んでしまう可能性もあるため、お客さまは厳しくチェックされます。だからこそ、生産現場とお客さま、双方とコミュニケーションを取りながら、1年がかりで取り組んで承認が得られた時は、充実感を覚えます。承認を得るハードルが高いことを他部門の方も理解してくれているからこそ「説明してくれてありがとう」と感謝の言葉をかけてくれます。それにより次の仕事も頑張ろうと思えるきっかけになっています。
他にも、製品に不具合が生じた際の調査対応や、製造履歴データの要求対応などを行っています。

インタビュー写真

素早いレスポンスが、周囲からの信頼構築へとつながる

品質保証という業務は、基本的に自部署だけでは成り立ちません。私たちがお客さまとの窓口を担いますが、その裏には生産技術や製造部など多くの部署が関わり合っています。ですから、私のところで情報を止めないよう、スピード感を重要視しています。お客さまからのご意見に対して、素早くリアクションできるようになることが、お客さまの信頼を得ることにつながると考えているからです。私は主に国内のお客さまを担当しており、何十件という案件を同時に抱えていますが、業務が増えてきた時にはチーム内で助け合っています。

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「あの人にお任せすれば安心」と言ってもらえる存在を目指して

大学時代には情報工学を専攻していたため、セラミックや半導体に関する知識はほとんど持っていませんでした。入社当初は、わからないことは自分で調べたり、知見のある方に聞いたりと無我夢中でしたが、それを積み重ねるうちにお客さまのリクエストに対してようやく自分が何をすべきかすぐにわかるように。お客さまや他部署の方からの信頼を積み重ね「あの人にお任せすれば安心だね」と言ってもらえるようになることが、目下の目標です。品質保証の仕事は、突き詰めて考えると「お客さまに安心してもらうこと」。だからこそ、一つの工程にどんな目的があるのか、その中の一つ一つの作業にどんな意味があるのか背景知識を踏まえて説明できることが重要だと考えています。

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過去にとらわれず「自分のやりたいこと」を突き詰めることが重要

就職活動の際には、これまでやってきたことに関わらず「これから自分がやりたいことは何なのか」を明確にすることも大切です。私自身、学生時代は情報工学を学んでいましたが、将来を深く考えるうちに実体のあるモノづくりに携わることが就職活動の軸になりました。日本ガイシでは入社後の研修が充実しているため、勉強の熱意さえあれば、業務に必要な知識は十分にカバーできます。

ある1週間のスケジュール

Mon

タスク整理、各案件の進捗確認

お客さまからのデータ提出のご依頼や工程変更案件の対応状況を確認し、優先順位を決めて資料作成に着手します。

Tue

試験結果レポートの作成

必要な試験を実施して試験レポートの作成をします。試験結果の考察は製品設計者の設計意図を把握して、技術的な視点で行いお客さまへ提出します。

Wed

工程変更に関する社内打ち合わせ

工程変更案件に関わる試験結果の報告方針を生産技術/製造部門とすり合わせします。品質保証として変更によるリスクがないか試験結果を入念に確認しています。

Thu

データ整理、レポート作成
(在宅業務)

試験データや製造履歴データなどを整理して、お客さまへ伝わりやすい形にレポート化する必要があります。自分が話すイメージを膨らませながら資料作成します。

Fri

工程変更についてお客さまへ報告(出張)

前日までに他部門と協議して作成したレポートの内容を定例会でお客さまへ報告します。Face to Faceでお客さまと対話し、報告内容に対してご納得いただけた時は頑張って良かったと思える瞬間です。

Sat/Sun

家族でお出かけ

妻と息子の3人でお出かけします。海や山などの自然に遊びに行ったり、街で買い物したりと、毎週いろいろなスポットを巡ってリフレッシュしています。

日本ガイシでのわたし

日本ガイシでのわたし

現在は在宅勤務制度を活用しながら、育児と仕事の両立を図っています。月8日まで在宅勤務ができる制度で、私は週1~2日が在宅勤務。その日は子どもの送り迎えなどを行っています。在宅勤務の日は資料作成に集中し、出勤時には現場スタッフとコミュニケーションを取るなどメリハリをつけた働き方を意識することで、効率的に業務を進めることができます。

キャラクター

わたしの クロコエピソード

工程変更申請に伴い、お客さまへ工程について説明する機会が度々発生します。その際、現場を見たことがあるか、現物の重さや質感を手に取ったことがあるかどうかは、説明の言葉の重みが変わってくると考えているので、一度は現場へ足を運ぶことを心掛けています。製造工程が多岐にわたり、案件も複数あるなかで時間を捻出するのは大変な部分もありますが、肌感覚としてお客さまのご理解を得られやすいと感じています。

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