Interview - 06

機械の知識に磨きをかけ、
世の中にないものを生み出したい

Y.A技術系

[ 設備設計 ]
製造技術本部 製造技術統括部 製造技術2部 プロセス開発グループ 製造技術開発

2010年入社 
機械工学類

キャリア変遷

  • 2010年入社
  • 2010年製造技術本部 製造技術統括部 製造技術2部 プロセス開発グループに配属
  • 2013年製造技術本部 製造技術統括部 製造技術1部 検査・解析技術グループへ異動
  • 2014年製造技術本部 製造技術統括部 製造技術2部 成形技術グループへ異動
  • 2017年製造技術本部 製造技術統括部 試作センター 試作グループへ異動
  • 2021年製造技術本部 製造技術統括部 製造技術2部 プロセス開発グループへ異動
  • 2022年デジタルソサエティ事業本部 NGKエレクトロデバイス(株) 技術統括部へ異動
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※インタビュー内容、役職、所属は取材当時のものです。

機械の知識を生かして新製品の製造プロセス作りに取り組む

「新製品ができたが、量産化するにはどうすればいいか?」「新たに開発した材料をどうやったら製品化できるか?」…。各事業部から寄せられるさまざまな依頼に対して、ものを作るプロセス(方法や手順)を考え、実現化させることが私たちの仕事です。ヒアリングの結果をもとに試作機を作り、実際にものができるかどうかの検証を何度も重ねた末、最終的に量産可能な形にするのが主な流れ。現在は、いくつかある基本の成形方法のうちのひとつを任されています。まだ世の中にないものを生み出していくのがこの仕事の面白さ。アイデアを出し、検証をしたものが、実際の工程に移管されるのを目の当たりにした時は自信になりました。大学で学んだ機械に関する知識、入社してから覚えた材料の知識など、これまでに培ってきた知識を総動員して取り組んでいます。

インタビュー写真

“生みの苦しみ”の先にあるものは、喜び・感動・達成感

世の中にないものを自分の手で作り出せるという喜びが、この仕事を続けるモチベーションになっています。苦労して開発してきたものがようやく完成しそうになる瞬間は、試験で難しい問題が解けた時のようなワクワク感や達成感が味わえます。この時の感動は、何物にも代えられません。以前担当した、ある材料の商品化のプロセスを開発するプロジェクトでは、最終的に数億円の売上につながったと聞きました。それだけ会社に貢献することができたという自負心が持てることも、モチベーションにつながっています。最近では、さらに大きな売上が見込める重要なプロジェクトに参画。大きなプレッシャーを感じますが、同時に「自分の実力を認めてもらえた」という喜びも…。周囲の期待に応えられるよう、必ず結果を出したいと思っています。

インタビュー写真

尊敬できる上司を見習い、後輩に影響を与えられる存在を目指して

現在携わっている大型プロジェクトは、同じ部署の後輩たちや他部署の担当者の10人以上のメンバーで進めています。このプロジェクトで、きちんと結果を残すことが当面の目標。同時に、後輩たちの育成にも力を入れています。入社間もない頃は右も左も分からなかった私が、後輩の育成を考えられるまでに成長することができたのは、上司や先輩方のおかげ。さまざまなアドバイスをいただき、さまざまな経験を積ませてくださったことが、今の私へとつながっています。特に印象に残っているのが「機械屋のプライドを持て」という上司の言葉。材料系メーカーだからこそ、機械の知識を持った私が役に立つ時があるという意味です。仕事をしている時は決して忘れることはないでしょう。この上司のように、私も後輩に影響を与えられる人間になりたいと思っています。

インタビュー写真

大切なのは好奇心。失敗を恐れることなく何事にもチャレンジを

成功するとワクワク感が味わえるプロセス開発はとてもやりがいのある面白い仕事ですが、その一方で、思うような結果が得られないこともある仕事です。私もこれまでに、うまく行かないことが何度もありました。辛くてめげてしまいそうな時もありますが、「この失敗を次に生かす」と前向きな気持ちで取り組んでいます。そうやって努力した結果、何度も味わいたいと思える達成感を得ることができるのです。入社前は誰もが「仕事がうまくできるだろうか」と不安に思っているのではないでしょうか。ですが気にすることはありません。若い時は失敗して当たり前。上司や先輩がしっかりフォローをしてくれるので、失敗を恐れず、目の前のことに好奇心を持って、何事にも果敢にチャレンジしてほしいと思います。いつかきっと報われる時が来るはずです。

ある1週間のスケジュール

Mon

開発プロジェクトの
進捗管理

チーム内の進捗を確認。関連する工程やメンバーが多岐にわたるため、日々のコミュニケーションも欠かせません。連携する部署とは、リモート会議で行います。

Tue

試験機の設計打合せ

必要機能から構成部品を設計担当と検討。開発用の試験機でも、量産作業ではどうなるか等、細部までイメージした上で、設計するところがこだわりです。

Wed

国際特許出願の対応

知財部のサポートを受けながら、対応内容を検討。合わせて、関連した社内外の技術調査を行い、結果を整理。膨大な文章を読むのはやはり疲れます。

Thu

量産検証設備の
動作試験

前年に試験機で有効性が確認され、事業部による量産検証設備の導入に繋がりました。装置が完成し、事業部メンバーと動作試験を進めています。

Fri

データ整理(在宅業務)

開発中の試験機データを整理し、開発スケジュールを踏まえながら次の試験計画を練ります。狙いの結果が出た嬉しさは、入社当初から変わらないものですね。

Sat/Sun

子供と公園でランニング

息子が自転車に乗れるようになり、ランニングを兼ねて並走。本社正面にある公園なので、リフレッシュとれているか疑問ですが。笑

日本ガイシでのわたし

日本ガイシでのわたし

厳しくも尊敬できる上司、親身になってアドバイスをしてくれる先輩方、仕事仲間としても友人としてもかけがえのない存在である同期…。日本ガイシに入社して、たくさんの人と出会い、つながりを持つことができました。このつながりこそが、私の人生における一番の財産です。中でも、時には遊び、時には夢を語り合い、時には仕事でフォローし合った同期の存在なしでは、今の私は語れません。彼らとの絆が途切れることは一生ないでしょう。この会社に入って本当によかったと思っています。

キャラクター

わたしの クロコエピソード

仕事を進め方など、後輩たちに指導をする立場ですが、「ああしなさい」「こうしなさい」と細かく指示をしないように心掛けています。理由は後輩たちに自分で考え、行動に移す力を身に付けてほしいから。私も上司や先輩方にそのように接してもらいながら、仕事を覚えてきました。失敗を恐れずにチャレンジする姿をしっかりと見守り、必要に応じて適切なサポートをするように心掛けています。後輩たちの成長が感じられた時は自分のことのようにうれしいものです。自分もこうやって育てていただいたと思うと感慨深いものがあります。

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