日本ガイシが世界ではじめて実用化したメガワット級の電力貯蔵システム「NAS電池」。再生可能エネルギーの安定化など、カーボンニュートラルを実現する技術として世界から注目されています。
※「NAS」は日本ガイシ株式会社の登録商標です。
NAS電池は、マイナス極にナトリウム(Na)、プラス極に硫黄(S)、電解質にファインセラミックスを用いて、ナトリウムイオンと硫黄の化学反応で充放電を繰り返す蓄電池(二次電池)です。ファインセラミックスを用いレアメタルは使用していないのも特徴です。
NAS電池のエネルギー密度は鉛蓄電池の約3倍! また、ユニットを組み合わせることで大容量化が可能で、最小ユニットでもメガワット級。20年以上の実績があり、長期にわたる安定した電力供給が実現できます。
2002年の事業化以来、イタリアやアラブ首長国連邦、インド洋に浮かぶ世界遺産の島レユニオンなど、世界各地で活躍しています。
また、自然エネルギーを貯めて公共施設や工場で使う「電力の地産地消」や、地域防災(レジリエンシー)、事業継続計画(BCP)などにもNAS電池が役立っています。
「NAS電池」は、日本ガイシが世界ではじめて実用化したメガワット級の電力貯蔵システム。再生可能エネルギーの安定化をはじめ、節電対策やエネルギーコスト削減、環境負荷低減に貢献します。