クロコくんのせらみっく噺 語り 立川志の輔

参の巻「さぶなの」篇

今回のお話は、分子のふるい「サブナノセラミック膜」。
なんと、気体からCO2だけを取り出せるという、日本ガイシの画期的なセラミックフィルターです。その技術の秘密について、クロコくんは、志の輔さんにそっと教えたいみたい。
さて、志の輔さんに代弁してもらいましょう。

わたし、立川志の輔。
こちら、日本ガイシのクロコくん
今日もちっちゃくて、かわいいねえ。
ポケットに入れちゃおうか。

なになに、ちっちゃいことで自慢したいことがある。
はいはい、これを見てほしい?
なんだ、これ。電柱? 白い丸太ん棒?
れんこんのおばけみたいな。
これは「サブナノセラミック膜」という。はい。
気体からCO2だけ分けられる「セラミックフィルター」だって?

CO2をなんとかするったって。
CO2って分子じゃないか。
ムリムリムリムリ、わたしにもわかるよ。
空気、気体でしょ? 気体からCO2って分子だけを取り出すって。
そんなことできるわけ…
なになに?
「サブナノセラミック膜」の「サブナノ」は、10億分の1メートル以下。
そんな、目には見えないちっちゃーい穴が、いっぱいあるってこと。
セラミックスの技でつくったんだ。へぇ。

白い丸太ん棒?サブナノセラミック膜

白い丸太ん棒?サブナノセラミック膜


直径18cm×長さ約1mの巨大セラミックフィルター。セル表面にはサブナノサイズの穴を均一に成膜しています。

目には見えないサブナノサイズの穴

目には見えないサブナノサイズの穴


1ナノメートルは、10億分の1m以下、1mmの100万分の1。そんな微細な穴をセラミック技術でつくりだします。

CO2だけ分けられる

CO2だけ分けられる


CO2とメタンガスの分子サイズ差はわずか0.05ナノメートル。セラミックスの膜でCO2を瞬時に大量に正確にふるい分けることができます。

温暖化ストップに大きく期待

温暖化ストップに大きく期待


アメリカ テキサス州で CO2分離・回収プロセスの実証試験も行われています。

もっと知りたい人のための せらみっくす噺
用語集

白い丸太ん棒?サブナノセラミック膜

白い丸太ん棒?
サブナノセラミック膜


直径18cm×長さ約1mの巨大セラミックフィルター。セル表面にはサブナノサイズの穴を均一に成膜しています。

目には見えないサブナノサイズの穴

目には見えないサブナノサイズの穴


1ナノメートルは、10億分の1m以下、1mmの100万分の1。そんな微細な穴をセラミック技術でつくりだします。

CO2だけ分けられる

CO2だけ分けられる


CO2とメタンガスの分子サイズ差はわずか0.05ナノメートル。セラミックスの膜でCO2を瞬時に大量に正確にふるい分けることができます。

温暖化ストップに大きく期待

温暖化ストップに大きく期待


アメリカ テキサス州で CO2分離・回収プロセスの実証試験も行われています。

あーかいぶ

語り:立川 志の輔

語り:立川 志の輔 (たてかわ しのすけ)

古典落語、新作落語を演じ多くのファンを魅了するとともに、テレビ番組の司会から映画主演まで幅広く活躍する落語家。
リズムとテンポと間で語る、噺家ならではの魅力が凝縮されたオーディオコンテンツをお楽しみください。

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