「薄いバッテリー」に世界が驚く!
セラミックス二次電池「EnerCera」

日本ガイシのEnerCera(エナセラ)Pouch(パウチ)は、わずか0.45mmの超薄型リチウムイオン二次電池。
IoT(※)デバイスやウェアラブル機器など次世代機器の普及に大きく貢献すると期待されています。
※IoT:Internet of Things(モノのインターネット化)


語りは、立川 志の輔(たてかわ しのすけ)さん。
古典落語、新作落語を演じ多くのファンを魅了するとともに、テレビ番組の司会から映画主演まで幅広く活躍する落語家。
リズムとテンポと間で語る、噺家ならではの魅力が凝縮された30秒の世界をお楽しみください。

立川志の輔師匠

小型・超薄型のうえ、「曲げ」耐性に優れる

EnerCeraパウチは超薄型で小型のうえ、曲げても壊れない「曲げ耐性」があるため、曲面にもフィット。薄いシートやカード型デバイスなどこれまで電池を使えなかったものにも搭載することができ、IoTの活躍の場を大きく広げます。

小型・超薄型のうえ、「曲げ」耐性に優れる

その秘密は独自のセラミック技術「結晶配向」にあり!

EnerCeraの最大の特長は、電流を流す「電極」にあります。
通常のリチウムイオン電池は、正極の結晶の向きがバラバラなのに対し、EnerCeraは結晶の向きが均一です。EnerCeraの電極に使用されている「結晶配向セラミックス板」は、セラミックスの向きを緻密に制御できる日本ガイシ独自の焼結技術によって開発されました。
これにより、充放電を司る電子やリチウムイオンが高速で移動できるようになり、低抵抗で大容量・大出力、高エネルギー密度を特長とする、これまでにない電池が誕生しました。

一般的なリチウムイオン電池の正極

向きが揃っておらずバラバラ
向きが揃っておらずバラバラ
向きが揃っておらずバラバラ アニメーション
結晶の向きがバラバラだから、電子やイオンが通りにくい

EnerCeraの正極「結晶配向セラミックス板」

結晶の向きをきれいに揃えた
結晶の向きをきれいに揃えた
結晶の向きをきれいに揃えた アニメーション
結晶の向きが均一だから、電子やイオンが高速で移動できる

※イラスト内:e…電子 Li…リチウムイオン

だから、電子が速く通りやすい

結晶が揃っているため、低抵抗。電子やリチウムイオンがスムーズに通り、一瞬で高速充電できます。

だから、電子が速く通りやすい

だから、大容量

EnerCeraの正極は、電極成分のみを焼き固めたセラミックス板。通常の電極に含まれる、有機材料や導電助剤などの混ぜ物を一切含んでいません。
これも、高エネルギー密度で大容量を実現できた大きな理由です。

だから、大容量

だから、高出力

低抵抗のため、電気をむだなく一気に取り出せ、高出力を実現します。
こんなに小さいのに、IoTデバイスやセンサーなどを駆動するのにじゅうぶんな電力を供給します。

だから、高出力

セラミック板だから熱にも強い

従来のリチウムイオン二次電池は、電極材料の成形に有機材料を使っているため、耐熱性に課題がありました。
そこでEnerCeraの電極には、これら有機材料を一切使用せず、電極成分のみを焼き固めたセラミックス板を用いることで、高い耐熱性と安全性を実現しました。
コイン型のEnerCera Coinはリチウムイオン電池として世界で初めて105℃での作動温度を実現しています。

セラミック技術で、高耐熱性を実現

いろいろなモノに組み込めてIoT化できる

いろいろなモノに組み込めてIoT化

例えば、ウェラブル機器に

シューズだってスマート化。センサーや無線通信機能とともに、インソールの中にEnerCeraを組み込めば、ランニングのデータ分析や健康管理がお手軽に。

例えば、貨物や輸送コンテナ、物流倉庫に

IoTを活用して荷物の位置情報を把握したり、電子棚札で入出庫作業を効率化したり。デジタルトランスフォーメーションによる物流のスマート化にEnerCeraはぴったり。

例えば、次世代スマートカードやIDカードに

本人認証センサーや無線通信などの機能を備えた次世代カードにEnerCera。ワイヤレスの高速充電にも対応し、ピッとタッチする間に瞬時に充電。高いセキュリティーと利便性のニーズに応えます。

例えば、食品や医薬品の電子タグに

曲がるEnerCeraは、ボトルの曲面に貼り付けるラベルにも対応。生産者から物流を経て手元に届くまで、温度や湿度などをセンサーでしっかり記録し、品質管理データの見える化に役立ちます。

例えば、ウェラブル機器に

シューズだってスマート化。センサーや無線通信機能とともに、インソールの中にEnerCeraを組み込めば、ランニングのデータ分析や健康管理がお手軽に。

例えば、貨物や輸送コンテナ、物流倉庫に

IoTを活用して荷物の位置情報を把握したり、電子棚札で入出庫作業を効率化したり。デジタルトランスフォーメーションによる物流のスマート化にEnerCeraはぴったり。

例えば、次世代スマートカードやIDカードに

本人認証センサーや無線通信などの機能を備えた次世代カードにEnerCera。ワイヤレスの高速充電にも対応し、ピッとタッチする間に瞬時に充電。高いセキュリティーと利便性のニーズに応えます。

例えば、食品や医薬品の電子タグに

曲がるEnerCeraは、ボトルの曲面に貼り付けるラベルにも対応。生産者から物流を経て手元に届くまで、温度や湿度などをセンサーでしっかり記録し、品質管理データの見える化に役立ちます。

小さいから、いろいろなモノに組み込めてIoT化

ヘルスケアや見守りセンサーに

体に貼り付けるパッチや衣服などに用いて、血圧や心拍数、体温などのバイタルデータを送信。
頭巾に隠されたクロコくんの体調や気持ちも、これで見える化できるかも?

持続可能な社会をつくるEnerCera

太陽光や風力は、再生可能エネルギー源として広く活用されています。
実はそれ以外にも、私たちの身の回りには活用しきれていないエネルギーがたくさんあり、室内光や温度差、振動などから少しずつエネルギーを集め、電力として利用する技術をエネルギーハーベスティング(環境発電)といいます。
しかし、その発電量は非常に小さいため、IoTシステムを動かす電源には使えませんでした。

そこで開発されたのがEnerCeraです。EnerCeraは微弱な電力をコツコツと蓄えて、必要なときに大電力を供給することができるため、環境発電と好相性。今まで活用できていなかったエネルギーを有効利用することができ、持続可能な社会づくりに貢献します。

環境発電とEnerCeraを組み合わせた電源システムをIoTデバイスに導入すれば、電池交換や給電を一切せずにずっと動いてくれます。自然エネルギーのみで動き続けるメンテナンスフリーのIoTが、いろんな場所で活躍する日はもうすぐです。

メンテナンスフリー化を叶える

小さな1枚に
夢がつまっているね

小型・薄型でありながら、大容量で高出力、さらに耐熱性にも優れる「EnerCera」。
ますます高まるDX(デジタルトランスフォーメーション)のニーズに応え、カーボンニュートラルを目指す社会の課題を解決する技術と期待されています。

日本ガイシは最先端のセラミック技術で「おっと驚く」新しい価値をこれからも創造し続けます。

日本ガイシ

おっと驚く、セラミックス。

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