
ポーランドでの勤務経験を糧に
働きやすい現場作りを目指す係長
名古屋事業所
セラミックス事業本部
H.S
PERSON01
正社員希望でいくつか転職を経て日本ガイシへ
これまでに、建築や飲食業などを経験しています。日本ガイシへは製造契約社員を経て正社員になるという明確な目標を持って30歳の時に応募しました。日本ガイシを選んだのは安定性と知名度、環境保護のための製品を製造しているという理由でした。入社直後から、仕事はもちろん改善提案などで自らをPRする機会を活用し、モチベーションの高さを評価され念願の正社員になれました。
50人超をまとめる係長という仕事
係長になったのはつい最近で、自動車の排ガスに含まれるNOxと呼ばれる物質の測定をするNOxセンサーを製造する製造部門で50人以上を管理しています。現場に立つことは減りましたが、常に作業者ひとりひとりに目を配り、努力や個性を評価し、働きやすい現場作りを心がけています。
海外赴任で学んだ、人のまとめかた
係長の辞令を受ける前はポーランドの製造工場に4年半赴任していました。通訳はついていますが、文化と言葉のニュアンスの受け取り方が日本と全く違うため当初は苦労の連続でした。印象的だったのは、ひとりの従業員のミスで大きな損失を出した時です。私は「同じことを繰り返さないように工場全体の問題として皆で原因と対策を考えよう」と訴えたかったのですが、国民性の違いからかなかなか思うように伝わらず、最終的に自分の言葉で通訳から教わったポーランド語を使いながら想いを説明し、理解してもらいました。
今は日本に戻りましたが、ポーランドの論理主義が日本には必要だと感じることもあります。日本とポーランド、それぞれの長所を知る者として、この経験をバランス良く生かして管理職として信頼を得ていきたいと考えています。