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2003年6月号/曲面の鏡で鑑賞する絵

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アナモルフォーシス

[実験監修]
名古屋市科学館学芸員 佐伯平二
※監修者の役職は掲載当時のものです。

[企画制作]
日本ガイシ株式会社

どうしてなのかな

上の絵はいったい何でしょう? このままでは何の絵だかよく分かりませんね。白い円の部分に円筒形の鏡を置くと鏡の曲面に絵の正体が映し出されます。この不思議な絵はアナモルフォーシス(ゆがんだ絵)といい、レオナルド・ダ・ビンチも描いたことのある絵です。

そうかなるほど

机の上にのせた絵に円筒形の鏡を置いてながめると、図のように映った絵は大きくゆがんでしまいます。これは、円筒形の鏡から距離がある絵の部分ほど小さく映るからです。絵がゆがまないようにするには、映った時にゆがむ分だけあらかじめ変形させておけば良いのです。
それでは、実験の手順にしたがってアナモルフォーシスをつくってみましょう。

イメージイラスト
ワンポイント・スタディ
金属をみがいてつくった鏡。
実験ではスチール缶をみがいて曲面の鏡をつくります。ガラスがなかった昔は金属をみがいて鏡にしました。日本では青銅を用いた銅鏡が広く使われましたが、これは弥生時代中期頃、大陸から伝わったものだといわれています。鏡は全反射を利用した道具ですから、全反射を起こす物体(金属など)の表面をみがけば立派に鏡ができるのです。

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