サステナビリティ

CO2排出量の削減に向けカーボンニュートラルな都市ガスを導入
愛知県内の主要生産拠点の全量を切り替え

2021年07月20日

日本ガイシ株式会社(社長:小林茂、本社:名古屋市)はこのたび、東邦ガス株式会社(本社:名古屋市)が提供するカーボンニュートラルな都市ガスを導入することを決定しました。2021年8月から、NGKグループの愛知県内の4つの主要生産拠点で使用を開始します。今回のカーボンニュートラルな都市ガスへの切り替えにより、年間約3万トンの二酸化炭素(CO2)削減に貢献します。

 カーボンニュートラルな都市ガスは、天然ガスの採掘から燃焼に至るまでの工程で発生するCO2をCO2クレジット(※)により相殺(カーボンオフセット)したカーボンニュートラルの液化天然ガス(LNG)を活用するものです。このたびのカーボンニュートラルな都市ガスは、東邦ガスが初めて供給するもので、当社としても初めての導入となります。

 2021年8月から、日本ガイシの名古屋事業所(名古屋市)、知多事業所(愛知県半田市)、小牧事業所(愛知県小牧市)とグループ会社のNGKセラミックデバイス本社(愛知県小牧市)地区の4拠点の工場や社屋などで使用する都市ガスの全量について、カーボンニュートラルな都市ガスを使用します。製品の焼成に使用するガス窯の燃料もカーボンニュートラルな都市ガスに切り替えることで、CO2排出量の大幅な削減を実現します。約3年の契約期間で、合計約10.5万トンの削減を見込んでいます。

 NGKグループは本年4月に策定した「NGKグループ環境ビジョン」で、2050年までにCO2排出量ネットゼロを目指すことを掲げています。今回のカーボンニュートラルな都市ガスの調達による取り組みのほか、水素やアンモニアといったCO2を排出しないクリーンなエネルギーをセラミックスの製造に利用する技術開発などにも着手しています。当社はクリーンなエネルギーの採用などによりCO2排出削減に取り組み、カーボンニュートラル社会の実現に貢献していきます。

  • 信頼性の高い検証機関が世界各地の環境保全プロジェクトなどにおけるCO2削減効果をCO2クレジットとして認証したもの。

以上

一覧へ戻る