2011年10月28日
会社名 日本ガイシ株式会社
(登記社名 日本碍子株式会社)
代表者名 代表取締役社長 加藤 太郎
(コード番号 5333)
(東証・名証各第1部)
問合せ先 取締役常務執行役員 財務部長 坂部 進
電話 052(872)7230
当社が製造・販売しているNAS電池(ナトリウム硫黄電池)に関し、9月21日に 火災事故が発生し、このたび、安全対策等の対応に伴い通期連結業績予想を修正すべきと判断しましたので、お知らせいたします。
当社が製造し、三菱マテリアル株式会社(本社:東京都千代田区)筑波製作所殿(茨城県常総市)に設置されている、東京電力株式会社殿(本店:東京都千代田区)所有の電力貯蔵用NAS電池において9月21日に火災事故が発生いたしました。
火災は9月21日午前7時20分ごろ発生し、同日午後3時55分ごろ消防当局により「火勢鎮圧」と判断され、小康状態となりました。その後、燃焼残渣(ざんさ)の温度を監視し、10月5日午後3時25分に鎮火したことが消防当局により確認されました。
現在、消防当局による出火原因の調査が進められており、当社でも9月21日に発足した事故調査委員会(委員長:取締役専務執行役員・水野丈行)で出火原因の究明と再発防止策の検討に取り組んでおります。
NAS電池は2002年に出荷を開始して以来、世界6カ国に合計174カ所、30万5千キロワットが設置されております。お客様に設置されているNAS電池の火災事故は2010年2月に1件、今回の火災事故を起こしたNAS電池とは異なる特殊なタイプで発生いたしました。当社は、火災事故を起こした特殊タイプに対する再発防止策を実施するとともに、全てのタイプのNAS電池について安全性の再確認を行ってまいりましたことから、今回、再び火災事故が発生したことを重大な事態と受け止めております。
当社では、事故原因の究明と再発防止策の検討を最優先課題として取り組む一方、その間、NAS電池の生産を中断しております。さらに安全に万全を期すため、お客さまに対してNAS電池の運転を停止していただくようお願いするとともに、非常用電源などの必要最小限の機能を維持する必要がある場合には、運用方法を個別にご相談させていただいております。
お客さまはもとより、地元自治体、住民の方々に多大なご心配とご迷惑をお掛けいたしましたことをあらためて深くお詫び申しあげます。お客さまに安心してNAS電池を使用していただけるよう全力を挙げて取り組んでまいります。
関係各位のご協力も得て最善をつくしておりますものの、事故から1カ月を経てなお、原因究明には今しばらく時間を要する状況です。現時点では、引き続き安全対策を最優先に注力し、お客様での電池運転の停止や当社工場の電池生産中断などを当面継続すると同時に、新規案件の出荷についても個々の安全対応まで繰延べざるを得ないと考えております。これに伴い、当期は第4四半期に集中を見込んでいた電池売上の大幅な減少、10月以降の工場の操業損失を見込むことといたしました。
また既設置案件や製造段階での追加安全対策に関連し、追加の特別損失が発生する可能性もありますが、現段階では不明のため予想当期純利益は未定とさせていただき、合理的に想定でき次第、開示させていただきます。
業績の修正につきましては、本日「業績予想との差異及び業績予想の修正に関するお知らせ」を別途開示いたしましたので、ご参照ください。
(参考) 平成24年3月期通期 連結業績予想(平成23年4月1日~平成24年3月31日)
| 売上高 (百万円) |
営業利益 (百万円) |
経常利益 (百万円) |
当期純利益 (百万円) |
1株当たり 当期純利益 (円 銭) |
|
|---|---|---|---|---|---|
| 前回発表予想(A) | 260,000 | 30,000 | 32,000 | 23,000 | 70.44 |
| 今回修正予想(B) | 245,000 | 24,000 | 26,000 | - | - |
| 増減額(B-A) | △15,000 | △6,000 | △6,000 | - | - |
| 増減率(%) | △5.8% | △20.0% | △18.8% | - | - |
| (ご参考)前期実績 | 239,363 | 32,102 | 32,671 | 24,428 | 74.80 |
(注)前期実績は、会計方針の変更を反映した遡及適用後の数値を記載しております。
業績予想につきましては、現時点で得られた情報にもとづいて算定しておりますが、多分に不確定な要素を含んでおります。従いまして、実際の業績は、業況の変化などにより業績予想と乖離する結果となりうることをご承知おきください。
以上