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2006年07月21日
日本ガイシ株式会社
東京電力株式会社

米AEP社のNAS電池の運転開始について
海外でのNAS電池商用一号機

日本ガイシ株式会社(社長:松下 雋、本社:名古屋市)と東京電力株式会社(社長:勝俣 恒久、本社:東京都千代田区)は1984年からNAS(ナトリウム・硫黄)電池を共同開発してまいりましたが、このたび日本ガイシは、米国大手の電力会社American Electric Power(以下AEP社)の変電所に商用として海外での第一号機(1,000kW)納入を果たしました。7月20日(現地時間)より運転を開始し、来春には二号機(2,000kW)の稼働も予定されています。

日本ガイシは今回の納入を足掛かりに、NAS電池の海外市場での拡販に注力し、東京電力は引き続きNAS電池の国内外への普及、拡大を支援してまいります。

NAS電池納入の背景

近年の米国では、増大する電力需要に対して電力の安定供給が大きな課題になっています。その一方で電気事業者は送・配電システムの増強が困難な中、供給能力の確保に苦慮していました。AEP社は2002年から日本ガイシ、東京電力とともにピークカット機能を備えたNAS電池の共同実証試験を行い、その成功を踏まえ採用を決定。今回の導入に至りました。

なお、運転開始に先立ち、7月20日(現地時間)、米国ウエストバージニア州チャールストン市内の変電所において、「運転開始記念式典」が開催され、AEP社の副社長であるホーリー・コッペル(Holly Koeppel)氏や米エネルギー省(DOE)の局長であるパトリシア・ホフマン(Patricia Hoffman)氏の他、日本から日本ガイシ取締役常務執行役員電力事業本部長の岡本貫之と東京電力常務取締役技術開発本部長の中村秋夫が出席しました。

AEP社のNAS電池導入メリット

  • AEP社は、電力需要の少ない夜間の電力を貯めて需要の多い昼間に供給することにより、設備の増強を行わずに、当面、当該変電所の供給地域の電力不足を回避でき、安定供給と効率的な設備形成が可能となります。これにより、コスト競争力のあるサービスを提供してお客さまの信頼に応えられます。
  • 今回のNAS電池採用は、DOE(米国エネルギー省)の電力貯蔵プログラムモデル事業としての認定を受け、助成対象となっています。

1,000kW級NAS電池の概要

1) 設備概要

仕様:
NAS電池システム (ピークカット機能プログラム)
能力:
定格出力1,000kW(最大出力1,200kW)
最大容量7,200kWh(米国の500〜600世帯の昼間6〜7時間の使用電力量に相当)
1MWシステムのNAS電池

1MWシステムのNAS電池

2) AEP社の会社概要

会長:
マイケル・モーリス(Michael Morris)氏
所在地:
米国オハイオ州コロンバス市
資本金:
362億米ドル
売上高:
121億米ドル (2005年)
従業員数:
19,630人
米国大手の電力会社。米国11州に渡り、約500万軒のお客さまを有する。
総発電設備容量:約3,600万kW
送電線こう長:約63,000km

NAS電池システムの特長

【お客さまが設置された場合】

1) 電力の負荷平準化

  • 深夜に電気を充電・貯蔵し、昼間のピーク時などに放電を行うことで、お客さまの使用電力を平準化することができます。

2) 電源の高信頼化

  • 瞬時電圧低下(瞬低)を防ぎます。
  • 非常用電源として機能します。

3) 長寿命・メンテナンスフリー

  • 長期間、高サイクル使用に耐えうる長寿命設計。
    (定格能力維持:2500サイクル以上、長期間耐久性:15年以上)
  • 煩わしいメンテナンスが不要です。(定期点検、消耗部品交換等は適時実施)

4) コンパクト

  • 設置面積は鉛蓄電池の約1/3で、非常用ディーゼル発電機室とほぼ同等です。
  • 非常用/常用発電機のような給排気ダクトや冷却水設備が不要となり、建築設備工事の軽減が図れ、建物の容積率を有効に活用できます。

5) 環境にやさしい

  • 燃焼を伴わないため、大気汚染物質(NOx、SOx、煤じん、PM(粒子状物質)等)を一切発生しません。

【電気事業者が設置した場合】

鉛蓄電池の約3倍という高いエネルギー密度を持つNAS電池は、深夜に電気を充電・貯蔵し、昼間のピーク時などに放電を行うもので、揚水式発電所と同様の機能を果たすことができ、しかも、都市部などの需要地やその近傍に設置できるのが特長です。昼夜間の格差が大きい電力負荷の平準化や電力設備の効率的運用に役立ち、設備投資の抑制につながるほか、風力や太陽光発電などの自然エネルギーと組み合わせて、不安定な電源を安定化したり、非常時の電源として活用することもできます。

国内のNAS電池システム導入実績、設置事例

1) 導入実績数

約90箇所、約13万kW(2006年6月末現在)

2) お客さまが設置されたNAS電池設備の主な事例

お客さま名 設備容量(kW) 設置時期 特徴
1. 富士通 あきる野テクノロジセンター 様
[半導体事業所/東京都あきる野市]
1,000 2002年7月 負荷平準化用
瞬低対策機能付加
2. 東京ドームシティ ラクーア 様
[温泉などの娯楽施設/東京都文京区]
1,000 2003年3月 負荷平準化用
非常電源機能付加
地下設置
3. 東海大学伊勢原病院 様
[病院施設/神奈川県伊勢原市]
2,000 2004年11月 負荷平準化用
非常電源機能付加

3) 東京電力の変電所に設置したNAS電池設備(負荷平準用)

設置箇所 設備容量(kW) 運転開始年月
1. 秩父変電所[埼玉県 秩父市] 1,000 2002年6月
2. 松尾変電所[千葉県 山武市] 2,000 2004年2月
3. 上山変電所[茨城県 行方市] 2,000 2004年3月

以上

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