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2004年12月02日
日本ガイシ株式会社

国内最大規模のセラミック膜浄水システムを受注

日本ガイシ株式会社(社長:松下 雋、本社:名古屋市)は株式会社荏原製作所(社長:島川文雄、本社:東京都大田区)との共同企業体で、福井県からセラミック膜浄水システムを受注しました。2006年中に完成する予定で、その時点で有機膜も含めて国内最大規模の膜ろ過浄水場になります。

今回受注したのは、福井県が進めている日野川地区水道用水供給事業のうち、王子保(おうしお)浄水場(仮称、武生市大塩町)の浄水処理設備工事です。同事業は県央に位置する武生市、鯖江市など丹南地域2市4町の約18万人に最大で51,900m3/日の水道用水を供給する計画で、今回は第1期工事として38,900m3/日の給水能力を持つ浄水場を建設するものです。

建設にあたって県では、従来主流であった砂ろ過方式に替わる最新の浄水技術として膜ろ過方式の導入が検討され、代表的な5種類の膜ろ過方式が現地実験で評価されました。その結果、安全性や耐久性に優れ、ランニングコストが低いセラミック膜ろ過方式の採用が決定しました。

受注金額は34億1千万円(税別)。直径180mm、全長1,000mm、膜面積15m2の大型セラミック膜エレメント100本で構成する膜ろ過装置を18ユニット設置、計1,800本のセラミック膜を使用します。2006年中に完成、稼働を開始する予定で、その時点で有機膜も含めて国内最大規模の膜ろ過浄水場になります。

今回の受注を契機に、膜ろ過浄水分野におけるセラミック膜のシェア拡大を図り、2009年度には100億円の売上高を目指します。

セラミック膜浄水システム

セラミック膜浄水システム

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NGKセラミック膜浄水システムの開発経緯

日本国内に現在、約15,000カ所ある浄水場の多くは1950〜70年代に建設され、今後、施設の老朽化に伴う改築や更新需要が増加するとともに、従来の砂ろ過方式に替わり、膜ろ過方式などの新しい水道技術の開発、導入が進展していくものと考えられます。

当社はセラミックスの安全性や耐久性に着目し、1989年からセラミック膜を利用した浄水システムの開発に着手。厚生省(現厚生労働省)のプロジェクト「MAC21計画」(膜利用型水道浄水システム開発研究、1991〜93年度)や「ACT21計画」(高効率浄水技術開発研究、1997〜2001年度)などに参画し、現在は「e-Water」(環境影響低減化浄水技術開発研究、2002〜04年度)で大容量膜ろ過技術の開発に参加しています。

1996年に医薬・食品分野での精密ろ過用途に豊富な実績を持つ当社独自のセラミック膜(直径30mm、全長1,000mm)を応用して、日本初のセラミック膜浄水システムを開発。簡易水道などの小規模浄水場向けに納入してきました。2000年には浄水システムの大幅なコストダウンと設置スペースの削減を目指して、大型セラミック膜(直径180mm、全長1,000mm)を用いた浄水システムを開発。都市部の中・大規模浄水場向けに受注活動を本格化し、 2002年、東京都水道局に国内最大規模のセラミック膜浄水システムを納入するなどの実績をあげてきました。また、更なる需要の拡大に備えてセラミック膜の量産工場を岐阜県可児郡に建設、2003年10月に生産を開始しました。

NGKセラミック膜浄水システムの概要

セラミック膜は中空糸膜などの高分子膜に比べて、機械的な強度が高く、膜破損がないため、安全な水を供給できるほか、耐久性に優れ、ランニングコストが低いという特長があります。当社が開発した浄水システムは、直径180mm、全長1,000mm、膜面積15m2の内圧式モノリス型(蜂の巣状)のセラミック膜エレメントを使用します。孔径0.1μmの多孔質セラミック膜による精密ろ過で、原水(河川水など)の濁りや大腸菌、クリプトスポリジウム(病原性原虫)などの不純物を除去することができます。

1.セラミック膜エレメントの特長

  1. 化学的な劣化、熱や圧力による変質がなく、寿命が長い。
  2. 耐熱性、耐食性に優れ、不純物の溶出がない。
  3. 機械的な強度が高く、膜破損がない。
  4. 耐薬品性に優れ、薬品洗浄による膜性能の回復が容易。
  5. 使用済みの膜は窯業原料としてマテリアルリサイクルが可能。

2.セラミック膜浄水システムの特長

  1. 原水の濁度の急激な変動にも安定した処理能力を維持。
  2. 沈殿池や急速ろ過池などが不要なため、狭い用地でも建設が可能。
  3. 逆圧洗浄工程も含めた全自動化により無人運転が可能。
  4. セラミック膜の寿命が長く、膜の交換頻度が低い。
  5. 全量ろ過(デッドエンド)方式の採用で水の回収率が高い。(98%以上)
  6. 単位ろ過量あたりのランニングコストが低い。
  7. 付帯処理と組み合わせることで、膜ろ過では除去できない溶解性の鉄、マンガン、色度、臭気も除去できるなど、さまざまな原水に対応が可能。

このセラミック膜浄水システムは2002年9月、水道用膜モジュールとして膜分離技術振興協会の認定を取得。2003年12月には、水道用膜ろ過装置として(財)水道技術研究センターの認定を取得しています。

以上

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