日本ガイシ株式会社

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2004年02月03日
会社名 日本ガイシ株式会社

セラミック膜浄水システムを水道プラントメーカーへOEM供給

日本ガイシ株式会社(社長:松下 雋、本社:名古屋市)は2004年2月から水道プラントメーカー7社へセラミック膜浄水システムのOEM(相手先ブランドによる生産)供給を開始します。これにより、水道用膜ろ過分野におけるセラミック膜の認知度向上とシェア拡大を図り、2007年度には自社販売分も含めて100億円の売上高を目指します。

OEM供給する製品はセラミック膜エレメントを組み込んだ膜モジュールと付帯機器です。OEM供給先は下記の水道プラントメーカー7社で、日本国内の水道事業を販売対象とします。

  • 磯村豊水機工株式会社(本社:東京都港区)
  • オルガノ株式会社(本社:東京都江東区)
  • JFEエンジニアリング株式会社(本社:東京都千代田区)
  • 水道機工株式会社(本社:東京都世田谷区)
  • 日立プラント建設株式会社(本社:東京都千代田区)
  • 前澤工業株式会社(本社:東京都中央区)
  • 理水化学株式会社(本社:大阪府大阪市)   (五十音順)

日本国内に現在、約15,000カ所ある浄水場の多くは1950〜70年代に建設され、今後、施設の老朽化に伴う改築や更新需要が増加するとともに、従来の砂ろ過方式に替わり、膜ろ過方式などの新しい水道技術の開発、導入が進展していくものと考えられます。

当社はセラミックスの安全性や耐久性に着目し、1989年からセラミック膜を利用した浄水システムの開発に着手。厚生省(現厚生労働省)のプロジェクト「MAC21計画」(膜利用型水道浄水システム開発研究、1991〜93年度)や「ACT21計画」(高効率浄水技術開発研究、1997〜2001年度)などに参画し、現在は「e-Water」(環境影響低減化浄水技術開発研究、2002〜04年度)で大容量膜ろ過技術の開発に参加しています。

1996年に医薬・食品分野での精密ろ過用途に豊富な実績を持つ当社独自のセラミック膜(直径30mm、全長1,000mm)を応用して、日本初のセラミック膜浄水システムを開発。簡易水道などの小規模浄水場向けに納入してきました。2000年には浄水システムの大幅なコストダウンと設置スペースの削減を目指して、大型セラミック膜(直径180mm、全長1,000mm)を用いた浄水システムを開発。都市部の中・大規模浄水場向けに受注活動を本格化し、 2002年、東京都水道局に国内最大規模のセラミック膜浄水システムを納入するなどの実績をあげてきました。また、更なる需要の拡大に備えてセラミック膜の量産工場を建設、2003年10月に生産を開始しました。

今後、独自開発のセラミック膜を擁する水道プラントメーカーとして、更に高機能な新製品の開発やOEM供給の拡大などを積極的に進めていく方針です。

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NGKセラミック膜浄水システムの概要

セラミック膜は機械的な強度が高く、膜破損がないため、安全な水を供給できるほか、耐久性に優れ、ランニングコストが低いという特長があります。当社が開発した浄水システムは、直径180mm、全長1,000mm、膜面積15m2の内圧式モノリス型(蜂の巣状)のセラミック膜エレメントを使用します。孔径0.1μmの多孔質セラミック膜による精密ろ過で、原水(河川水など)の濁りや大腸菌、クリプトスポリジウム(病原性原虫)などの不純物を除去することができます。

1.セラミック膜エレメントの特長

  1. 化学的な劣化、熱や圧力による変質がなく、寿命が長い。
  2. 耐熱性、耐食性に優れ、不純物の溶出がない。
  3. 機械的な強度が高く、膜破損がない。
  4. 耐薬品性に優れ、薬品洗浄による膜性能の回復が容易。
  5. 使用済みの膜は窯業原料としてマテリアルリサイクルが可能。

2.セラミック膜浄水システムの特長

  1. 原水の濁度の急激な変動にも安定した処理能力を維持。
  2. 沈殿池や急速ろ過池などが不要なため、狭い用地でも建設が可能。
  3. 逆圧洗浄工程も含めた全自動化により無人運転が可能。
  4. セラミック膜の寿命が長く、膜の交換頻度が低い。
  5. 全量ろ過(デッドエンド)方式の採用で水の回収率が高い。(98%以上)
  6. 単位ろ過量あたりのランニングコストが低い。
  7. 付帯処理と組み合わせることで、膜ろ過では除去できない溶解性の鉄、マンガン、色度、臭気も除去できるなど、さまざまな原水に対応が可能。

セラミック膜浄水システム

セラミック膜浄水システム

以上

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