日本ガイシ株式会社

ページ内を移動するためのリンクです。



ここからグローバルメニューです。

  1. ホーム>
  2. ニュース>
  3. 2003年>
  4. 2003年11月01日

ここから本文です。

2003年11月01日
日本ガイシ株式会社

二酸化炭素とメタンを分離するDDR型ゼオライト膜を開発

DDR型ゼオライト膜

日本ガイシは二酸化炭素など分子径の小さな気体だけを透過させるゼオライト膜を開発、メタンと二酸化炭素の混合ガスからそれぞれを分離することに成功しました。

開発したゼオライト膜は、DDR型()と呼ばれる結晶構造を持ち細孔径が小さいのが特徴です。 DDR型ゼオライト膜は細孔径が0.36×0.44nm(nm=10億分の1m)の楕円形で、分子径が小さい二酸化炭素は通しますが、分子径がこれより大きい気体は通しません。各種気体の透過性能を比較すると、二酸化炭素を通す性能が特に優れています。

このDDR型ゼオライト膜を利用すると、主にメタンと二酸化炭素の混合ガスである天然ガスの精製プラントや、生ごみなどをメタン発酵させてバイオガスを発生させるプラントで、二酸化炭素を分離し燃料として有用なメタンの純度を高めることが可能となります。二酸化炭素を選択的に透過させる膜は、今までも有機高分子系の膜などを用いた研究がされてきましたが、耐圧、耐熱、耐薬品性などの点から実用化には至っていません。ゼオライト膜は無機物であるため、これらの特性に関する問題を解決できる可能性があります。

ゼオライトはケイ素とアルミニウム、ナトリウム、酸素を主な組成とする珪酸塩鉱物で、これらの元素が3次元的に組み合わされ網の目状の結晶構造となっています。網の目は0.3〜0.8nmの分子レベルの細かな孔となっており、孔の径より小さな分子だけを通過させる「分子ふるい膜」として実用化が期待されています。

中央研は既に、キシレン異性体の分離が可能なMFI型ゼオライト膜の開発に成功しています。今回のDDR型ゼオライト膜は、無機分離膜の可能性探求の一環としてMFI型よりさらに小細孔径化を実現、世界で初めて膜化に成功したものです。

)DDR(デカ-ドデカシル-3R)型ゼオライト:ケイ素と酸素を組成とする合成ゼオライト

ゼオライト膜の結晶構造(細孔径) 分子(分子径) 顕微鏡写真

ゼオライト膜は結晶構造によって細孔径が異なり、細孔径より小さい分子径の気体を通す

以上


「ニュース」内メニューです。

ニュース


ページの先頭へ

日本ガイシ株式会社