日本ガイシ株式会社

ページ内を移動するためのリンクです。



ここからグローバルメニューです。

  1. ホーム>
  2. ニュース>
  3. 2003年>
  4. 2003年10月14日

ここから本文です。

2003年10月14日
日本ガイシ株式会社

浄水用セラミック膜の量産工場が竣工

日本ガイシ株式会社(社長:松下 雋、本社:名古屋市)が建設を進めてきた浄水用セラミック膜の量産工場がこのほど完成しました。10月16日(木)に現地で竣工式を開催し、生産を開始します。セラミック膜の量産供給体制を整備したことで、水道プラントメーカーとして独自の地位を確立し、セラミック膜浄水システムで2007年度に100億円の売上を目指します。

浄水用セラミック膜量産工場外観

浄水用セラミック膜量産工場の概要

1)所在地
岐阜県可児郡御嵩町美佐野 NGKアドレック株式会社内
2)構造・規模
鉄骨造平屋建、約3,000m2
3)建設期間
2002年12月〜2003年9月
4)投資額
約10億円(建屋+設備)
5)生産能力
5,000本/年(将来は10,000本/年まで拡大可能)

現在、国内に約15,000カ所ある浄水場の多くは1950〜70年代に建設され、今後、施設の老朽化に伴う改築や更新需要が増加するとともに、従来の砂ろ過方式に替わり、膜ろ過方式などの新しい水道技術の開発、導入が進展していくものと考えられます。

当社はセラミックスの安全性や耐久性に着目し、1989年からセラミック膜を利用した浄水システムの開発に着手。厚生省(現厚生労働省)のプロジェクト「MAC21計画」(膜利用型水道浄水システム開発研究、1991〜93年度)や「ACT21計画」(高効率浄水技術開発研究、1997〜2001年度)などに参画し、現在は「e-Water」(環境影響低減化浄水技術開発研究、2002〜04年度)で大容量膜ろ過技術の開発に参加しています。

1996年に医薬・食品分野での精密ろ過用途に豊富な実績を持つ当社独自のセラミック膜(直径30mm、全長1,000mm)を応用して、日本初のセラミック膜浄水システムを開発。簡易水道などの小規模浄水場向けに納入してきました。2000年には、浄水システムの大幅なコストダウンと設置スペースの削減を目指して、大型セラミック膜(直径180mm、全長1,000mm)を用いた浄水システムを開発。都市部の中・大規模浄水場向けに受注活動を本格化し、2002年7月、東京都水道局に国内最大規模のセラミック膜浄水システムを納入するなどの実績をあげてきました。

今後、独自開発のセラミック膜を擁する水道プラントメーカーとして、受注活動を更に強化し、膜ろ過システム市場でのシェア拡大を図ります。

NGKセラミック膜浄水システムの概要

セラミック膜は中空糸などの高分子膜に比べて、機械的な強度が高く、膜破損がないため、より安全な水を供給できるほか、耐久性に優れ、ランニングコストが低いという特長があります。当社が開発した浄水システムは、直径180mm、全長1,000mm、膜面積15m2の内圧式モノリス型(蜂の巣状)のセラミック膜エレメントを使用します。孔径0.1μmの多孔質セラミック膜による精密ろ過で、原水(河川水など)の濁りや大腸菌、クリプトスポリジウム(病原性原虫)などの不純物を除去することができます。

1. セラミック膜エレメントの特長

  • 化学的な劣化、熱や圧力による変質がなく、寿命が長い。
  • 耐熱性、耐食性に優れ、不純物の溶出がない。
  • 機械的な強度が高く、膜破損がない。
  • 耐薬品性に優れ、薬品洗浄による膜性能の回復が容易。
  • 使用済みの膜は窯業原料としてマテリアルリサイクルが可能。

2. セラミック膜浄水システムの特長

  • 原水の濁度の急激な変動にも安定した処理能力を維持。
  • 沈殿池や急速ろ過池などが不要なため、狭い用地でも建設が可能。
  • 逆圧洗浄工程も含めた全自動化により無人運転が可能。
  • セラミック膜の寿命が長く、膜の交換頻度が低い。
  • 全量ろ過(デッドエンド)方式の採用で水の回収率が高い。(98%以上)
  • 単位ろ過量あたりのランニングコストが低い。(5円程度/m3
  • 付帯処理と組み合わせることで、膜ろ過では除去できない溶解性の鉄、マンガン、色度、臭気も除去できるなど、さまざまな原水に対応が可能。

このセラミック膜浄水システムは2000年7月、水道用膜モジュールとして膜分離技術振興協会の認定を取得。同年11月には水道用膜ろ過装置として(財)水道技術研究センターの認定を取得しています。

以上


「ニュース」内メニューです。

ニュース


ページの先頭へ

日本ガイシ株式会社