日本ガイシ株式会社

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2001年07月04日

大型セラミック膜浄水システムを初受注

日本ガイシ株式会社(社長:柴田昌治,本社:名古屋市)は東京都水道局から次世代の浄水技術である大型セラミック膜を用いた浄水システムを初受注しました。セラミック膜を用いた浄水システムとしては国内最大規模となります。

この大型セラミック膜浄水システムは、東京都西多摩郡日の出町の大久野(おおくの)浄水所の膜ろ過設備として受注したものです。計画浄水量は3,400m3/日で、直径180mm、長さ1,000mmの大型セラミック膜エレメントを使用した4系列の膜ユニットで構成されます。受注金額は3億8,000万円(税別)で、2002年秋に完成、運転を開始する予定です。

当社はセラミックスの安全性・耐久性に着目し、1989年からセラミック膜を応用した浄水システムの開発に着手、91年度から93年度まで厚生省(現厚生労働省)のプロジェクト「MAC21計画」(膜利用型水道浄水システム開発研究)に参画しました。96年には当社独自のセラミック膜フィルター(直径30mm)を用いた日本初のセラミック膜浄水システムを開発、簡易水道の小規模浄水場向けに販売してきました。従来、セラミック膜は高分子膜に比べて機械的な強度が高く、膜破損がないため、より安全な水を供給できるほか、ランニングコストが低いことが高く評価されてきましたが、一方、イニシャルコストがやや高いという課題がありました。そこで、浄水システムの大幅なコストダウンを目指して大型セラミック膜(直径180mm)を開発、都市部の中・大規模浄水場向けに受注活動を拡大し、今回の初受注に至ったものです。

現在、国内における上水道の普及率は96%を越え、今後は施設の改築や更新需要が増加するとともに、新しい水道技術の開発・導入が進展していくものと考えられます。今回の大型セラミック膜浄水システムの初受注を踏まえて、今後さらに実績を積み重ね、上水プラントメーカーとしての地位を確立、2005年度にはセラミック膜浄水システムを中心に上水分野で100億円の売上を目指します。また、セラミック膜ユニットを水道用機械設備メーカーに幅広く供給することも検討しています。

NGKセラミック膜浄水システム

大型セラミック膜浄水システムは、直径180mm、長さ1,000mm、膜面積15m2の内圧式モノリス型(蜂の巣状)のセラミック膜エレメントを使用しています。従来の直径30mm、長さ1,000mmのセラミック膜エレメントを使用した浄水システムに対して、大幅なコストダウンと省スペースを目指して開発しました。孔径0.1μmの多孔質セラミック膜による精密ろ過で、原水(河川水など)の濁りや大腸菌、クリプトスポリジウム(病原性原虫)など不純物を完全に除去することができます。

セラミック膜エレメントの特長

  1. 化学的な劣化、熱や圧力による変質がなく、寿命が長い。
  2. 耐熱性、耐食性に優れ、不純物の溶出がない。
  3. 機械的な強度が高く、膜破損がない。
  4. 耐薬品性に優れ、高分子膜に比べて薬品洗浄による膜性能の回復が容易。
  5. 使用済みの膜は窯業原料としてマテリアル・リサイクルが可能。

セラミック膜浄水システムの特長

  1. 原水の濁度の急激な変動にも安定した処理能力を維持。
  2. 前塩素や中間塩素処理が不要で、有機塩素化合物の生成を抑えられる。
  3. 沈殿池や急速ろ過池などが不要なため、狭い用地でも建設が可能。
  4. 逆圧洗浄工程も含めた全自動化により無人運転が可能。
  5. セラミック膜の寿命が長く、膜の交換頻度が低い。
  6. 全量ろ過方式の採用で水の回収率が高い。(98%以上)
  7. 単位ろ過量あたりのランニングコストが低い。(10円未満/m3
  8. 凝集処理プロセスの簡素化、自動化で、煩雑な管理が不要。

この大型セラミック膜浄水システムは、2000年7月に水道用膜モジュールとして膜分離技術振興協会の認定を取得、2000年11月には水道用膜ろ過装置として(財)水道技術研究センターの認定を取得しています。

<添付資料>

セラミック膜エレメント

セラミック膜エレメントの写真

以上


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