日本ガイシ株式会社

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2001年02月13日

大型セラミック膜浄水システムで
上水プラント事業を拡大

日本ガイシ株式会社(社長:柴田昌治,本社:名古屋市)は、次世代の浄水技術である大型セラミック膜を用いた浄水システムを開発し、上水プラントメーカーとして事業を拡大します。

当社は1960年代に浄水場向け急速ろ過池用のセラミック製有孔ブロックを中心に上水分野に進出して以来、独自の技術を持つ資機材専門メーカーとして事業を展開してきました。1989年からセラミック膜を応用した浄水システムの開発に着手し、1991年度から93年度まで厚生省のプロジェクト「MAC21計画」(膜利用型水道浄水システム開発研究)に参画しました。1996年には医薬・食品分野での精密ろ過用途に豊富な実績を持つ当社独自のセラミック膜フィルターを応用して、日本初のセラミック膜浄水システムを開発し、簡易水道の小規模浄水場向けに販売してきました。

現在、国内における上水道の普及率は96%を越え、今後は施設の改築や更新需要が増加するとともに、新しい水道技術の開発・導入が進展していくものと考えられます。当社では浄水システムの大幅なコストダウンと省スペースを目指して、新たに大型のセラミック膜を用いた浄水システムを開発しました。今後、都市部の中・大規模浄水場向けに受注活動を本格化するとともに、セラミック膜ユニットを水道用機械設備メーカーに広く供給することも検討しています。

今後、市場環境の変化に対応して事業の拡大を図り、上水プラントメーカーとしての地位を確立、2005年度にはセラミック膜浄水システムを中心に、上水分野で100億円の売上を目指します。

NGKセラミック膜浄水システム

今回開発した浄水システムは、直径180mm、長さ1000mm、膜面積15m2の内圧式モノリス型(蜂の巣状)のセラミック膜エレメントを使用しています。従来の直径30mm、長さ1000mmのセラミック膜エレメントを使用した浄水プラントに対して、大幅なコストダウンとスペースの削減を目指して開発しました。孔径0.1μmの多孔質セラミック膜による精密ろ過で、原水(河川水など)の濁りやコロイド、バクテリアなどの不純物を完全に除去することができます。

セラミック膜エレメントの特長

  1. 化学的な劣化、熱や圧力による変質がなく、寿命が長い。
  2. 耐熱性、耐食性に優れ、不純物の溶出がない。
  3. 機械的な強度が高く、膜破損がない。
  4. 耐薬品性に優れ、高分子膜に比べて薬品洗浄による膜性能の回復が容易。
  5. 使用済みの膜は窯業原料としてマテリアル・リサイクルが可能。

セラミック膜浄水システムの特長

  1. 原水の濁度の急激な変動にも安定した処理能力を維持。
  2. 前塩素や中間塩素処理が不要で、有機塩素化合物の生成を抑えられる。
  3. 沈殿池や急速ろ過池などが不要なため、狭い用地でも建設が可能。
  4. 逆圧洗浄工程も含めた全自動化により無人運転が可能。
  5. セラミック膜の寿命が長く、膜の交換頻度が低い。
  6. 全量ろ過方式の採用で水の回収率が高い。(98%以上)
  7. 単位ろ過量あたりのランニングコストが低い。(10円未満/m3
  8. 凝集処理プロセスの簡素化、自動化で、煩雑な管理が不要。

この大型セラミック膜浄水システムは、2000年7月に水道用膜モジュールとして膜分離技術振興協会の認定を取得、2000年11月には水道用膜ろ過装置として(財)水道技術研究センターの認定を取得しています。

<添付資料>

セラミック膜エレメント

セラミック膜エレメントの写真

以上


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